« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

北ア遭難、真夏の怪

30日午前、北ア湯俣川沿いの旧伊藤新道上部の沢で61歳の女性登山者がたまたま通りかかった登山者に発見されました。女性は今月13日に入山し双六岳から三俣蓮華岳方面に3泊4日で縦走予定でしたが、予定日を過ぎても帰らず22日に家族が岐阜県警に捜索願を出していたものです。当初女性が目指したコースは私も3回行き来していますが、高山植物と残雪が豊富で大変人気のあるコースでしっかり整備されており、登山歴10年とされる登山者が道に迷うことは考えにくいのですが・・・。

疑問その1

家族が捜索願を出したのが22日ですが、下山予定は17乃至18日です。今回は無事に発見されましたが、過去の事例では予定日の翌日夜には捜索願が出されるのが普通のようですから、随分と遅いこのタイミングは大いに疑問です。

疑問その2

伊藤新道は三俣山荘への直登ルートでしたが水害によって荒れてしまい、現在は廃道になっていて、随分前に登山地図からも外されています。春には山スキーヤーが滑り込んではいますが、一般登山者が間違って入り込むような所ではありません。通常有名登山ルートは赤ペンキで表示されており、これが途切れれば、普通は異変に気づく筈で、そうでなければ何らかの意図を持っていたとしか考えられません。また発見場所が標高1700m付近とのことですが、何故稜線に戻ろうとしなかったのでしょうか。仮に間違って入り込んだとしても、その時点でルートを引き返せば1日以内に戻れた可能性が高かったのに、2週間も山中に留まった判断はどう考えても理解できません。正に真夏のミステリーです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

富士総合火力演習

昨日、富士総合火力演習が2万8000人の観客を前に一般公開されました。これは各国の駐在武官や一般国民に陸上自衛隊が保有する兵器を実弾を使って展示するものですが、参加する隊員にとっても部隊からの移動や実弾を使う貴重な訓練の舞台となっているようです。今回は実弾約44トンが使用され、対戦車ミサイルや今回初めて参加したAH-64D攻撃ヘリコプターの30mm機関砲による射撃も披露されました。

演習見学者は希望者が多く、毎回抽選によって選ばれているのですが中々狭き門のようです。それもあってか、今回初めて公開部分が午前10時から12時過ぎまでインターネットでライブ中継されました。富士の裾野と言う立地上中々簡単に参加できる人ばかりではないことを考えれば、広報上も良いことではないかと思います。それにしても家に居ながら榴弾砲の一斉着弾の模様が眺められるようになったとは時代も随分変わったものだと思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

偵察衛星またダウンか

偵察衛星と言えば核を保有する米・中・ロの独壇場ですが、宇宙の平和利用の幻影に束縛されてきた我が国でも北朝鮮の弾道ミサイル事件を契機に光学式、レーダー式の保有に踏み切っています。いずれも地球を観測する科学衛星のセンサー技術を転用していますので、豊富な資金で軍事専用に開発した先進諸国に比べて解像力など技術的にはまだまだ劣っているようです。

政府は秘密のベールに包んでその実態を明らかにはしていませんが、光学式2基、レーダー式2基の4基体制で情報収集に当たろうとしています。現在は光学2号機、光学3号実証機、光学3号機とレーダー2号機の変則シフトで運用されていましたが、どうもレーダー2号機がダウンした模様です。

光学式と違いレーダー式はレーダー送信機用に大電力を使用する為、太陽電池や電力制御系に大きな負担がかかります。レーダー1号機も設計寿命前にトラブルで運用停止になっており、今回も同様のトラブルと思われますが、前回は打ち上げ4年でしたが、今回は打ち上げ後3年なので技術的問題がクリアされているとは言い難い状況です。光学式は解像力を向上させるため更新が頻繁ですが、レーダー式はあまり機能向上が望めないのか、更新のペースはゆっくりで、打ち上げ機会が少ないせいか根本的な対策が実っていない形です。

気象衛星でもそうでしたが、我が国では予算の問題から予備機によるバックアップ体制があまり考慮されていません。勿論ちょうどの衛星で、安定した運用ができればそれに越したことはないのですが、偵察衛星のビギナーである我が国にそこまでの体制を期待する方が無理と言うものです。後継機の3号機は2011年、4号機は2012年の打ち上げですから本来の4基体制に戻るまで、向こう2年以上はレーダー衛星なしの状態が続く訳で、偵察衛星保有国としてはちょっと情けない話です。

日本周辺を取り巻く軍事情勢は極めて流動的です。衛星そのものの価格は150億円ほどですから、他の偵察衛星の打ち上げに便乗して予備機を保有することが我が国の安全保障上得策ではないかと愚考する次第です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

またまたF‐X

またまたF-Xの話です。空自F-Xは相変わらずのグダグダの模様で、未だ明確なアナウンスが聞かれません。今日の日が来ることはそれこそ何十年も前から分かっていたことなのに、事ここに至っても候補を絞りきれないとは呆れる他はありません。

陸自はこれまで61式、74式、90式、10式と新型戦車を開発してきましたが、その開発方向について検証すれば、どれもその当時考えられた進化の方向を推測し、当時使い得る最新技術を導入して設計した妥当性が見て取れます。
90式にしても北海道以外では運用できない欠陥戦車とあらぬレッテルを貼られましたが、当時の軍事状況では北方の脅威への対処が優先されたことへ対応であり、制式化から20年を経ていますが、抑止力として十分機能しており周辺国の戦車配備状況から見ても当面戦力として十分機能していくものと思われます。

さてF-Xの話に戻りますが、F-4後継は待ったなしの状況で、今確実に導入できる機種としてはF/A-18E/Fかタイフーンしかありませんが、これがまた悩ましい状況となってしまっています。機体特性としては低RCSで足が長く、スーパークルーズ可能なタイフーンがより好ましいのですがあくまで4.5世代機です。
将来的に第5世代のF-35を導入したい空自としてはF/A-18E/Fで時間を稼ぎ、次につなぎたいと考えているようですが、ここで問題になるのがライセンス生産です。国内の戦闘機生産基盤を確保することは戦闘機の定数を260機に抑えられた自衛隊にとって、高稼働率を維持するためにどうしても必要な条件です。ブラックボックスがなく、ライセンス生産が可能なタイフーンに対し、F-35は国際共同開発であり、ステルス技術秘匿のため、現在の所ライセンス生産が認められる可能性は極めてゼロに近いのが実情です。

防衛省は先日、30年後を目途にした国産戦闘機開発に向けた「将来の戦闘機に関する研究開発ビジョン」なる構想を発表していますが、その中で「国内における戦闘機の生産技術基盤の維持・育成は極めて重要」と述べています。また、概念図の中に小型無人機の発展型と思われるUAVが見られます。つまり、ステルス機である第5世代機のF-35がどうしても欲しい(どうもV/STOL機のB型を狙っているフシが感じられます)ので、F/A-18E/Fをライセンス生産し、更にT‐4練習機の後継機の生産で時間を稼いで国産F-3の開発につなげたいと考えているのではないかと妄想されます。

T‐4も導入から年数が経っており、いずれ後継機が必要となってきますが、ATD‐X用に開発してきたXF5-1エンジンを搭載すれば軽攻撃機を兼ねた機体が開発でき、F‐3のたたき台としても使えます。またその間に先端アビオニクスを搭載した小型無人機の量産で更に時間を稼げます。

私としてはどうみても中途半端なF/A-18E/F+F‐35よりもこの部分にタイフーンを当てはめた方が良いのではと思うのですが、果たしてどのような結果となるのでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いい加減にせんかい

暑処を過ぎたのに猛暑は一向に収まる気配を見せません。そんな中、国民不在の政治的混乱を巻き起こした汚沢小沢、破吐山鳩山両氏のせいで怒り心頭、余計暑苦しさが増してしまいました。故人年金で名を馳せた宇宙人氏は未だ「友愛が足りないから」とか口走っていますが、党を二分する騒動を引き起こし、どちらが勝利しても政治的空白を招く事は必至で、国民生活をさらに混乱させることにしてしまった張本人が言えた義理ではありません。

首相退陣の折、政界引退を口にしていましたが今回の騒動で、どうもこれも空証文となってしまったようで、改めて無責任男を立証してしまいました。自分の言葉に何の責任を持てない男が「大義」などと慣れない言葉を使っても、年明けを待っている鬼が大笑いするだけです。
もういい加減表舞台から身を引くべきだと思うのですが、オカラ頭には馬耳東風ですかねぇ。

一方の汚沢小沢氏も政治資金問題について一向に説明責任を果たさず、この問題での強制起訴は必至と言われていて、事実上の首相選挙となる与党の代表選に手を挙げる資格はありません。また持病による健康上の重大な懸念を抱えており、一国のリーダーとしてふさわしくありません。何にしても国民不在のコップの中の嵐です。もういい加減にせんかい!! 
angry pout angry

| | コメント (0) | トラックバック (0)

もうろくしたか小沢、鳩山

鳩山前首相が後押しして小沢前幹事長が民主党代表選に出馬するそうですが、両者の神経を疑います。菅首相はまだ就任3カ月ですが、もしまた首相が交代するようなことになれば、わずか1年間で3人もの首相の首がすげ変わったことになり、我が国の対外的信用は今度こそ地に落ちてしまいますが本当にそのことが分かっているのでしょうか。

小沢氏は菅首相に挙党一致の姿勢が見られないことを出馬の理由に挙げていますが、大ウソです。鳩山氏の呼び掛けにはホイホイと応じていますが、参院選後に菅氏の会談要請を無視したことをよもや忘れたとは言わせません。もし、当時のことをすっかり忘れ、のうのうとそんなことを口走るのであれば、完全にボケ老人であり、もはや日本のかじ取りなどとてもではありませんが任せられません。

我が国は現在急な円高で、輸出企業は青息吐息の状態です。政権はこれに対して有効な手が打てず、各界に失望感が広がっており、とても代表選などと政治ゲームにうつつを抜かしている場合ではないのです。こんな簡単な状況さえ把握することが出来ない小沢氏が何を言ったところで妄言でしかありません。今は国の危機を救うために何を成すべきかを論ずる時で、自分の政治グループの都合を優先するなどもっての外です。

小沢、鳩山両氏はもはや害悪以外の何物でもありませんから、一刻も早い政治の舞台からの退場を祈るだけです。アーメン。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

円高と日銀

円高、株安の流れが止まりません。対ドルレートは長い間90円台を保ってきましたが、一気に円高基調となり85円を割り込む状況が定着しています。これは米国経済の落ち込みに起因して投機筋の円買いが進んだためと考えられますが、中央銀行としての日銀は何故か洞ヶ峠を決め込んでいます。民主党は野党時代に日銀総裁人事に介入して、現在の白川総裁を誕生させた訳ですから現在の状況には二重に責任があります。

日銀は過度な為替変動への介入資金として円換算で、およそ100兆円もの外貨準備高を蓄えています。円高の流れを止めようとするにはこの資金を使い、円を売ってドルを買う必要があります。具体的には米国債を買うことになるのですが、これによって更にドルを抱え込むことになります。
つまり、米国債の取り扱い(売り買い)によって米国の命運に今以上に関わることになる訳で、沖縄の基地問題や新幹線の輸出に対して強力なカードを手にすることになるのですが、残念ながら政府にはその気概が見られません。中国などは度々保有する短期国債の売却をちらつかせて米国をけん制していますが、米国政府が円高を容認している以上、我が国としてこの状況を逆手に取るのは当然のことです。

この円高によって輸出企業は為替差損をこうむり、業績が悪化し、トヨタは1円の円高によって300億円の利益が消えてしまうと言われています。つまり、現在失業率の改善に躍起となって取り組んでいますが、どんな対策を打っても企業が輸出によって収益を確保している以上、全てが円高によって無に帰すばかりか更なる悪化を招いてしまうのです。但し原油や原料輸入などメリットがない訳ではありませんのでマクロな視点での判断も必要です。

野田財務大臣は「重大な関心を持って注意深く見守っている」とのコメントを繰り返し発するだけで、市場の失望を招くだけですが、行きすぎた円高には早い段階での介入が必要でした。日本経済はエコカー補助金の9月終了で10月以降新車販売の大幅な落ち込みが予想され、景気の底割れや失業率の先行きも悲観的な見通しとなっています。財務当局には国家経済を担っていることを自覚して、機動的な為替介入を期待します。もし日銀が市場介入しないのであれば、外貨準備金の国内投入も考えるべきです。躊躇えば、躊躇うほど経済へのダメージが重くなることを努々お忘れなく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ぬかみそ亭主

今年は天候のせいか、家庭菜園のキュウリが良く採れました。最盛期には連日のように2本、3本と採れたので、朝晩1本ずつ食べても中々消化しきれませんでした。それならと最近ご無沙汰のぬかみそ漬けにしようとカミさんにリクエストしましたが、あっさりと断られてしまいました。

今では死語なのでしょうが、かつては所帯染みた女性を揶揄して「ぬかみそ臭い」などと言われたことがありましたが、どうも女性陣の受けは宜しくないようです。仕方がないので、誰でも手軽に漬けられる市販のぬかみそ床を買ってぬかみそ漬けを始めました。イザやってみるとこれが中々面白いのです。塩加減やぬか床の管理など初心者にはハードルが高いのですが、試行錯誤を繰り返す内にそれなりに漬かるようになってきました。
ただ、連日の猛暑でどうしてもカビが生え易くなってしまうので、最近は冷蔵庫に入れて漬けていますがこれが結構上手く行きました。手抜きで古釘なども入れていないのですが、ナスもきれいな色で漬かってくれています。

我が家はぬかみそ臭い亭主誕生で、どうやら猛暑も乗り切れそうです。happy01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

礼儀知らずの国なのか

先日、日本東方沖の太平洋を航行していた韓国のイージス艦「世宗大王」(セジョン・デワン)で発生した急患を海自の救難飛行艇US-1Aが搬送したことは記事で取りあげ済みですが、本日その続報がありました。

当時は台風4号が東北地方を横断し、太平洋側に抜け出る状況で海上は強風にさらされる状態でしたが、朝雲新聞が伝える所では風速12~13m、波高2.3~2.9mとやはりとんでもない状態でした。波の場合、波高は合成されますので条件が揃えば通常の2倍近い波が押し寄せる可能性があります。また、風向きも一定ではありませんから風上に向かって着水していても、横風を受ける可能性は十分あるわけです。旅客機の場合、横風着陸制限風速は10~15m/秒程ですから着水には限界に近い気象条件だった訳で、リスクを押しての救出劇だったことは明らかです。彼らは危険を冒してまでも海を守る仲間として急患の水兵を助けました。

日韓の間には様々な問題があるのは確かですが、危険な状況下で搬送を依頼しておきながら、韓国当局から未だに何のアナウンスもないのは国家として失礼千万ですし、命をかけた彼らの勇気をないがしろにするものです。彼らの勇気に対し感謝の言葉があってしかるべきですが、あくまでそれを拒むのであれば、無恥な礼儀知らずと言う他はありません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

戸籍法第135条

各地で故人年金が問題となっていますが、その多くは自分の実の親です。肉親が行方不明になっても捜索願を出さなかったり、亡くなったのに死亡届を出さないのはどうにも理解できません。もし最初から年金を狙ってその生存を危うくするような行為をすれば2時間ドラマ顔負けの立派な犯罪です。

それにしても死亡届を出さなかった場合の罰則がたった5万円の過料だなんて、この国の法律関係者は何を考えているのでしょうか。人の生き死にに関わっているのに、懲役ですらないなんて、こんなもので社会正義など守れるはずがありません。役に立たないものの例えに「屁の突っ張りにもならない」と言うのがありますが、下世話ながら正にぴったりです。

戸籍法第135条

「正当な理由がなくて期間内にすべき届出又は申請をしない者は、5万円以下の過料に処する」

( ゚д゚)     

| | コメント (0) | トラックバック (0)

硫黄島からのたより

昨日、とある人から、とある物を頂きました。とある物は、とある人が、また別のとある人からお土産として頂いたもののおすそ分けです。

とある物はこちら↓   <写真をクリックすると拡大します。>

P8214100

硫黄島は東京の南、約1200Kmにある周囲が約22Kmの第二次大戦の激戦地で、日米双方で2万7千人近くの兵士が戦死しています。2006年公開の映画「硫黄島からの手紙」で改めてその激烈な戦いの模様が紹介されましたが、米国は多くの将兵を失った激戦の証として強襲揚陸艦にこの島の名前「Iwo Jima」(1993年退役済み)と名付けています。

硫黄島は「いおうじま」「いおうとう」と二つの名前で呼ばれてきました。戦前この島には民間人が住んでおり、「いおうとう」と呼んでいました。しかし何故か明治時代に作られた海図では「Iwo Jima」とされており、これを入手した米軍は以後、「Iwo Jima」を使っています。

硫黄島は米軍の占領を経て1968年に日本側に返還され東京都小笠原村に編入され、航空自衛隊の基地が置かれ、民間人の立ち入りは厳しく制限されており旧島民の帰島は現在もかなえられていません。つまりこのお土産は限られた人間しか買うことが出来ない貴重品なのです。

1982年に小笠原村が東京都に呼称を「いおうじま」と伝えてしまったことから海図や地図、マスコミでの呼称もずっと「いおうじま」とされてきました。その後旧島民やその子孫から読み方を「いおうとう」に戻してほしいとの要望が強まり、「硫黄島からの手紙」公開の頃には国内ではほぼ「いおうとう」が定着しました。
米国の呼称も元は我が国の海図表記によるものだったのですが、その地で多くの血が流れたこともあって、アメリカ退役軍人会が「Iwo Jima」の名前の変更に反対したことからそのままとなっており、映画「硫黄島からの手紙」の硫黄島は「いおうじま」です。

その後2007年に海図、地図表記も「いおうとう」に改められ、現在の我が国での正式な呼称は「いおうとう」になっています。
ところで、バタークッキー包装紙の右上を良く見て下さい。今までの話と矛盾するのですが、「IOUJIMA AIR STATION」となっています。これは極めてややこしい話なのですが、硫黄島航空基地の呼称は「いおうとうこうくうきち」ですが、英語表記は「JMSDF Iwojima Air Base」となっているからです。おそらく当時の日米関係に配慮し、「Iwoto」としなかったのではないかと思われます。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

常念の妖精たち

全ての生命にとって水はかけがえのない命の源です。水が豊富な所には多くの命が集まります。お盆の時期を過ぎると夏の草花は終わってしまうことが多いのですが、ここではまだまだ多くの花が登山者の目を楽しませてくれていました。

P8173941

オニシモツケ。真っ白い花もあるようですが、ここではピンクが彩りを添えていました。

P8173961

モミジカラマツ。花の形がカラマツの葉に似ているからでしょうか、まるで白い線香花火のようでした。

P8173957

シモツケソウ。こちらの方がポピュラーですが、オノシモツケとはまるで印象が違います。

P8173962

クルマユリ。少し花の時期を過ぎていたので、きれいな花を選んでカメラに収めました。

P8184096

ニッコウキスゲ。こちらもきれいな花を見つけるのが大変でした。

P8184094

センジュガンピ。ナデシコに似ていますが全く別の花で、今回初めて見ました。

P8174014

ハクサンフウロ。稜線間近に一輪だけ咲いていました。

P8184047

トウヤクリンドウ。常念乗越から上部で沢山見られました。秋を代表する花の一つですが、開花までにはもう一息です。

P8184097

シシウド。沢筋で定番の花ですが、中々上手く撮れません。ちょうどいい形の花に出会ったので思わずシャッターを切りました。

今回の山行は天候に恵まれ、思い通りの展望を得ることができましたが、多くの花達に出会えたことも大きな収穫でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

瀬音に包まれて

常念岳一ノ沢コースは、常念岳東面を流れる一ノ沢に沿って拓かれ、標高2200m付近で沢筋から離れるまで随所で水を得ることが出来ます。通常上部に小屋がある場合は汚染の心配があるのですが、常念小屋は稜線の反対側にあるため、一ノ沢ノ水は安心して飲めるのです。

P8173930

クガイソウ。水が豊富な場所は高山植物も豊富です。登りの苦しさを色とりどりの高山植物が癒してくれます。

P8173932

沢には本流の他に枝沢があります。表面を流れる水よりも大地から湧きだす水は冷たくてまさに天然のミネラルウォーターです。登山道脇の水場に誰かがコップを置いて行ってくれました。

P8173960

時には滝のように落ちてくる水流もあります。オオバミゾホオズキが群落を作っていました。

P8173980

流れも随分と細くなり、登山口から4Km以上に亘って水の恵みと多くの可憐な花々で楽しませてくれた一ノ沢ともそろそろお別れです。

P8173982

一ノ沢右岸の枝沢から流れる最後の水場に掲げられていた標識。本流よりも冷たい水でした。
この先常念岳まで水場はありませんので、最後の水場で給水を済ませなければなりません。常念小屋では水を買うことが出来ますが、一ノ俣谷から600mもポンプアップしているため200円/1Lと大変高価です。

それならと貧乏人の私はちょいと多めの5Lを担ぎ上げたので、最後の急登が余計苦しくなってしまいましたが、その分お茶にコーヒーと存分に楽しむことが出来ました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

雲上の世界

久しぶりに北アルプスに登って来ました。山歩きも最近ちょっとサボり気味だったので、比較的手軽に登れる常念岳を一ノ沢コースからピストンすることにしました。一ノ沢コースはその名の通り沢沿いにコースが付けられているので、随所で水が得られることや冷たい水流によって尾根筋よりも気温が低めになるメリットがあります。

P8174026

ガスに巻かれた横通岳。昼過ぎに常念乗越に到着し、常念小屋のテント場にテントを設営しました。周囲の遠望を楽しみにしていましたが、強烈な日差しによって発生した雲によって、しばしば展望が妨げられてしまいました。

P8174028

常念岳にかかった下弦の月。なかなかこんな場面にはお目にかかれませんが、ラッキーでした。

P8174031

槍ケ岳のブロッケン。右下方からの太陽に照らされて、本体の左側に大きな影ができ、二つの槍を見ることができました。ブロッケン現象は山の頂上などで登山者の影が雲などに投影される現象ですが、山そのものがブロッケン現象となるのを初めて見ました。この時槍ケ岳付近にいれば自身の影や槍の影のブロッケンを見ることができた筈です。

P8174032

槍ヶ岳のパイプの煙。スイスのマッターホルンにかかった雲がパイプの煙に例えられますが、こちらは日本版のパイプの煙です。

P8184043

足元の雲海からの日の出。雲上の世界ならではの光景です。

P8184066

槍ケ岳の写真ばかりで申し訳ありませんが、常念頂上からの槍ケ岳です。日本のマッターホルンの名に恥じない堂々とした姿です。

P8184067

右端が明神岳と東稜。屏風岩、北尾根とロッククライミングの殿堂の前穂高岳、左側が日本第三位の標高の奥穂高岳です。

前日は午後から雲に覆われることがしばしばでしたが、今日は夜中から快晴に恵まれて存分に眺望を楽しむことができました。でも山の天気は変わり易く、午前8時過ぎには早くもガスが湧きだして写真のような眺望は望めなくなってしまいました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

1/3理論

昨日は8月15日、終戦記念日でした。毎年この時期になると、あの戦争について取りあげられることが多いのですが、その多くは何と悲惨な出来事であったかがテーマとなっています。
確かに惨禍に目を向けて記憶に留めることは必要ですが、だから戦争はしてはいけませんねで締めくくっても何も解決しないのではないかと思います。かつて我が国が相手国に戦争をしかけたように、相手国が武力侵攻してくれば戦争(戦闘)は避けられません。故に防衛力が必要になるわけなのですが、民主党政権は未だ明確な国防政策を打ち出せていません。

さて、何かとお騒がせの中国ですが、その海軍力の増強は目を見張るものがあります。中国は現在56隻程の潜水艦を保有していますが、かつては性能が低く、騒音撒き散らしで簡単に補足が出来たのですが、先進技術の導入によって静粛化が進み、海面下での補足が困難になりつつあります。
このような中で南シナ海での領有権を争っているベトナムは、今まで潜水艦を保有していませんでしたが、これに対抗して新規に6隻の潜水艦の導入を決めました。
また、韓国は12隻の保有に加え、214型6隻を建造する計画でより大型艦の建造も計画しています。更にはオーストラリアも現在の6隻から倍増する計画です。

こう書くと各国が随分軍拡に走っているように見えますがこれには訳があるのです。一般的には潜水艦のような兵器は常時作戦に付けるのは全体の1/3でしかないというものです。では残りをどうして遊ばしているのかと言うと、1/3は任務から帰還途中もしくは任務に向かう途中にあり、残り1/3は整備や修理に当たっているのです。例えれば信長の鉄砲隊が3班に分かれて、射撃が終わったら最後列に下がって弾込めをしたようなものです。ですから韓国の場合も実際に作戦に当たっていられるのは12隻中4隻程度でしかないと言うわけです。

ところで、現在海上自衛隊は16隻の潜水艦を保有していますが、先ほどの1/3理論でいけば常時出動出来るのは5隻ほどでしかなく、これだけ広い海域を持つ海運国としてはやはり少々寂しい気がします。元潜水艦艦隊司令の西村義明氏によれば、運用上最低でも24隻は必要とのことです。
これまで定数を維持する為に毎年1隻ずつ新しい艦を建造しては16年で退役させていましたが、定年の延長のように退役する年数を先送りにすれば、別途増産しなくても保有隻数を増加させることが可能です。一説によれば、海自は20隻台までに定数を増加させる方針とも言われていますが、ここは是非資源の有効活用、エコの精神で諸外国並みの艦齢まで就役を続けて欲しいものだと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

汗かき登山

思いがけずに休みが取れることになったので、久しぶりに北アルプスにテント泊で出かけることになりましたが、最近ちょっと山にご無沙汰していたので、足慣らしに1000mに満たない山ですが山歩きをしてきました。

P8153922

登山口の集落の外れにある猿ヶ岩。見れば見るほど猿の顔にそっくり。左目はなんとスズメバチの巣ですが、猿の顔をよりリアルに見せています。

P8153895

ミズヒキに良く似ていますが、花の形が違います。どうもヌスビトハギではないかと思うのですが、自信がありません。

P8153900

コマツナギ。駒を繋げるほど根がしっかり張っていることから名付けられたそうです。

P8153904

この日の里の気温は30℃ほどでしたが、コースは冷たい沢に沿って辿って行くので、上は24℃程度と気持ち歩けるのですが、湿度が高いので、汗はしっかり出て来ます。沢を横切る橋の上から下を見ると川床がまるで石畳を敷き詰めたかのようになっていてびっくり。自然の力は偉大です。

P8153908

ちょっと時期を過ぎてしまったヤマアジサイです。その他にもヒヨドリソウや背の低いシモツケソウが見られました。

P8153915

ゴルフボールのようにまるいキノコ。名前は?です。

P8153912

爆発的な売れ行きで、生産が追い付かないと発売1週間で販売休止となったノンアルコールビールです。たっぷり汗をかいたあとの一杯がたまりませんでした。ノンアルコールはどうしても水っぽく(当たり前なのですが)感じてしまいますが、今まで飲んだ中で一番抵抗なく飲めました。他社もガンバレ。

おかげで多くの花を楽しみながら、いいトレーニングが出来ました。あとはお天気が崩れない事を祈るだけです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

韓国の沈黙

ハワイ沖で行われたリムパック2010から帰還途中の韓国海軍イージス艦「世宗大王」が関東東方沖の海上約1850Kmを航行中の11日23時30分頃、胃に穴が開く(当然大量吐血したものと推測されます)急患1名が発生し、日付が変わった12日午前3時15分頃、在日韓国大使館を通じて海上保安庁に救急搬送要請がありました。「世宗大王」はヘリコプターを搭載していますので自力でヘリ搬送することも可能ですが、陸地までの距離がヘリの航続距離をはるかに上回っていたために、本国政府と協議の上、海上保安庁に搬送要請をしたものと思われます。

海保の巡視船にもヘリを搭載したものがありますので、近くに該当艦がいれば「世宗大王」のへりと中継してリレーで搬送することも考えられますが、時間や距離の条件が合わなかったものと思われ、最終的に海保から海上自衛隊に災害派遣要請がありました。海自は哨戒機P-3Cと救難飛行艇US-1Aを出動させ、US-1Aを金華山沖約900Kmの海上に着水させ、患者を収容しました。収容時間や距離から推測し、当日は台風4号の余波がありましたので、着水の条件を満たす海域まで「世宗大王」が沿岸に向けてかなり航行する必要があったのではないかと思われます。

患者は無事厚木基地に搬送されてめでたし、めでたしなのですが、不満なことがあります。それはこのかなり危険を伴ったと思われる救助に対して韓国側から一言もメッセージが発せられていないことです。韓国政府、韓国大使館、韓国マスコミも何故か一様に沈黙したままです。
海難遭難者や急病人を救助するのは人道的見地から当たり前のことであって、別に礼を強要するわけではありませんが、助けられた側はそのことに関して謝辞を述べるのが当然ではないでしょうか。日韓には様々な外交上の軋轢がありますが、それとこれは話が別です。自国民が他国の世話になれば礼を言うが外交儀礼上当然のことと思いますが、儒教の文化の国を自認する韓国がこれは一体どうしたことでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

議員歳費日割り法案

月末に国会議員の選挙があった場合、新議員にその月の一月分の歳費が支払われたり、月初め解散などで議員資格を失ってもその月分まるまるの歳費が支払われるのは不合理だとして、議員歳費の日割り化法案が論議されていますが、各党とも本音では改正に消極的で、不在期間については国庫に寄付することでお茶を濁す可能性も否定できない状況です。

そんな中、民主党の公設秘書議員の集団、秘書会が解散によって一方的に職を失うのは不条理だとして、公設秘書給与を適用から除外し、日割り化法案制定には公設秘書給与法も合わせて議論するように党三役に申し入れていることが分かりましたが、この親にしてこの子ありで呆れてしまいます。

そもそも衆議院議員には解散があり、落選すれば失職するのは当然です。本来議員秘書とはそういうもので、一般のサラリーマンとは別の仕事で安定した「職業」ではあり得ません。
もし、安定を望むのであれば最初から別の仕事を探すべきです。また、そういう立場にいるのですから解散の可能性についても一般国民とは違ったチャンネルで情報に接することができる立場です。もし「突然の解散で・・・」などと言っている秘書がいれば、己の情報収集能力を恥じなければなりません。更には、仮に解散によって公設秘書でなくなっても、私設秘書に鞍替えすれば何の問題もありません。

枝野幹事長は考慮することを表明したようですが、外野からすれば枝葉末節の話で、財政窮乏の折、積極的に経費節減に努めるべき議員やその秘書が自分たちの懐だけを心配しているのは大変見苦しく、はっきり言って不愉快です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

妄想議員

民主党の川内博史議員が26、27日に沖縄を訪問し、日米合意に反対の立場の伊波宜野湾市長と会談する計画であることが明らかになりました。川内議員には「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」のメンバーら約20人も同行するとのことですが、伊波市長は普天間飛行場移転問題を争点に今秋の沖縄県知事選に出馬を予定していますので、この行動は問題の解決をややこしくするだけでとても賛成できません。

伊波市長は沖縄の海兵隊部隊はグアムに全面移転するので、辺野古沖に滑走路の建設は不要であると市のホームページに掲載し、対外的に主張しています。しかし、これは全くの思い込みで、ヘリ部隊の大半は沖縄に残留することが明らかになっていますし、鳩山前首相とオバマ大統領の会談の経緯を見ればそんなことはあり得ないのは明白です。

一方の川内議員ですが、海兵隊のグアム・テニアンへの全面移転を主張していますが、当の米国が物理的に無理だとしていたのに加え、最近になってグアム当局者が社会的インフラ整備の問題から14年までの受け入れを断念することを表明しています。これに対して「グアム・テニアンは日本側からの働きかけを待っているのではないか」としていますがご都合主義の能天気にも程があります。
そもそも自国の迷惑施設を経済的利益を理由に他人に押し付けるのでは、自分達の主張に正当性はありません。

川内議員は奄美の地域振興を謳った「奄美版マニフェスト」をブチ上げていましたが、党の正式な承認手続きを経ておらず、4月20日の参議院外務防衛委員会で自党である北澤防衛大臣の答弁でウソ扱いされたばかりか、同日の衆議院国土交通委員会の場で地元選出の自民党の徳田議員からもウソつき呼ばわりされており、どうも自分勝手に都合よく物事を考え過るきらいがあるようです。

このような川内議員が、鳩山前首相の思い込みから混迷を深めてしまった普天間問題に首を突っ込むことは百害あって一利なしです。来月の代表選の争点化して小沢前幹事長の復権に結び付けるのが狙いのようですが、はっきり言って迷惑です。妄想するの勝手ですが、それは頭の中だけに留めておいて頂きたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

遭難救助は誰の役目か

埼玉県の防災ヘリ「あらかわ1」が遭難者の救助中に墜落し、救助隊員ら5名が亡くなる事故がありましたが、続報がありました。もう1機の「あらかわ2」は現在定期点検中ですが、残った隊員の動揺が大きくて当面飛行の再開が見込めず、当面近県に代わりの出動を依頼して急場を凌ぐと言うものです。
管轄する県消防防災課では今回の事故の発端となった山岳救助活動に特化したガイドラインを作成するため、委員会を設置して検討したいとしています。
また、隊員を派遣していた鳩ケ谷市消防本部の消防長は「防災ヘリの活動範囲に限界があるのではないか検証して欲しい。限界がある場合は自衛隊に依頼する仕組みも検討して欲しい」と語っています。

消防防災ヘリは消防組織法に基ずいて政令都市や都道府県が保有・運用し、消防・救急活動・災害救助・復旧活動支援を行うものです。山岳遭難救助はこのうちの救急活動に当たるものです。今回の事例では遭難者は心肺停止の状態と表現されていましたが、実質的には既に死亡していたものと考えられますが、死亡診断を行えるのは医師のみであることや兆候から死亡が明らかな場合は出動要因とはならないため、救急搬送として出動したものではないかと思います。

この事故では、空自百里基地の救難救急隊のヘリが出動して天候が悪化した中で墜落したヘリの乗員と遭難者を収容しています。山岳救助は現場の地形や気象など、平地とは違った条件下の活動となりますので、鳩ケ谷市の消防長の気持ちも分からないではありませんが、通行車両の転落や林業関係者の事故などでは今回と類似の状況は今後も起こり得ると思いますので、ヘリ操縦者の技量向上も課題であると思います。
岩手の地震の際には崩落した土砂で山の斜面に押し流されたバスの乗員をヘリで吊り上げて救助していましたが、一刻を争う事態では他部署へ出動を依頼している暇などありません。
仮に防災ヘリのパイロットと空自パイロットの技術に大きな差があるのであれば、山岳地帯における飛行技術についての指導が必要と考えますので、民間パイロットが空自パイロットの指導を受けられる制度の創設についても検討されるべきと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

顔の見えない政府

この暑さで政権中枢も麻痺状態に陥っている訳でもないのでしょうが、どうもその素顔が良く見えません。
消費税の問題も、自民党政権時代から自分の内閣では実施したくないと先送りにされ続けたと思えば、参院選の直前になって突然取り上げられた挙句、選挙に負ければすっかりトーンダウンの有様です。早期のプライマリーバランスの均衡が急務であるのは素人の私にも分かりますが、とうとう国債の残高が900兆円を超えてしまったと言うのに、このことについて民主党内(自民党は戦犯ですから発言の資格なし)から全く発言がないのは情けないと言う他はありません。
まさか、財務官僚に任せておけば何とかしてくれると思っているのではないと思いますが、消費税についての発言をみると国の行く末よりも自党の消長の心配ばかりで「選民」ではなく、「賎民」としか思えないのが残念です。

昨日日韓併合100年に際しての首相談話が発表されましたが、どうも仙石官房長官の個人的な思いを投影しているような体裁で、予想通り中国国内に韓国向けだけなのはおかしいと言った反発を呼んでしまいました。
仙石官房長は1965年の日韓基本条約によって、既に法的に解決されている戦時賠償の問題について唐突に見直しをするかのような外交常識から外れた発言をしていますが、よりによってかの国が政治的に最も熱くなるこの時期にい言うとは無分別にも程があります。

また、我が国の平成22年度防衛白書の閣議了承を日韓関係の観点から見送りしておきながら、韓国中日大使と竹島の記述について会談していますが、自国政府の刊行物の記載内容をあろうことか、竹島を不法に占拠している当事国に相談するなど政府要人としての神経を疑います。
そもそも竹島については日韓基本条約において紛争処理事項として棚上げ(解決しないことによって解決とする大人の論理)することで合意していたのに、政府自らが教科書問題などで日本側の主張にことごとく抗議を繰り返すのは重大な信義違反なのに、そのことについては何の言及もしないのはどうしてでしょうか。

他国には心を配る割に、自国民については最小不幸化と言うばかりで、幸福の片鱗さえ語ってくれない政府というのも困りものです。まさか来月の代表選のことで頭がいっぱいなのではないでしょうねぇ。angry pout

| | コメント (1) | トラックバック (0)

命のリレー

本日早朝、昨日脳死と判定された青年から移植用の臓器提供が行われました。この7月17日に施行された改正臓器移植法では家族の同意によって移植が可能となり、15歳以下の子供の臓器移植にも道が開かれていましたが、今回は本人がドナーカードを所持していない初めてのケースとなりました。

家族は、生前に本人がもしもの時は臓器移植に協力したいと言っていたことから移植に同意したものですが、英断に敬意を表したいと思います。今回はそれぞれの臓器が5人の患者に移植される予定ですが、1人の人間の命が5人に引き継がれるのは大変素晴らしいことだと思います。

我が国では臓器移植に反対する意見が根強く残っていますが、移植以外に助かる方法がない患者が適切な方法で提供された臓器を移植することは至極当然のことで、提供したくない人はその意思を明確にすれば良いだけだと思うのですが、脳死移植そのものを否定しようとする考えが理解できません。もし手順や運用方法に問題があるのであれば、その都度改善すれば良いだけです。
幼児の臓器提供についても虐待と結び付けて反対する意見がありますが、一定期間遺体や血液サンプルの保存を義務付けたり、詳細な写真を残せば、後日再検証が必要になっても十分対応ができるのではないでしょうか。また摘出手術によって臓器の状態が直接確認されますから臓器提供によって虐待が隠蔽されることはあり得ないと思います。

新制度の新たなスタートとなった今回の事例ですが、何とかドナーを待ちわびている幼児の心臓移植にもつながって欲しいものだと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エアコンに異変

連日の猛暑にウンザリです。台風4号の影響で雨が降ったりと、気温が低めになったのが救いですが、湿度が高くて不快なのは変わりません。そこでエアコンの登場となるのですが、ちょっとした異変が。

実は昨年20年程使ったエアコンを思い切って新調しました。まだまだ動いてはいたのですが、ずっと交換せずにいたフィルターの樹脂素材が劣化してしまったからで、多分在庫も怪しいだろうと更新することにしたものです。最近は随分と低価格化が進み、自動フィルター掃除や内部除菌、プラズマイオン機能が付いても格安の価格で購入できました。
日頃は極力使わないようにしているのですが、連日熱中症の報道に接しているとやせ我慢も危険と思い、32℃を超えたらスイッチを入れるようにしています。

ところが、最近になって停止中にアラームが点灯するようになりました。あわてて取説を取り出して確認すると、フィルターを点検せよとありました。早速点検すると、自動掃除機能で汚れがない筈がホコリが溜まっています。

ん・・・・・?

仕方がないのでフィルターを掃除しましたが症状は改善しません。もう一度取説を見るとフロントカバーを外しての掃除の仕方も載っていましたので、カバーを外すと、ん・・・・・。

カバーについている樹脂の突起が割れていて本来の穴にしっかりはまっていなっかったようです。しっかりはめると、治りました。

で、なんだこりゃ?今までこのカバーには触ったこともありませんでした。となると製造段階での不良品?間の悪いことに数日前に1年間の保証期間が切れてしまっています。取り得ず販売店に出向いて事情を話すと、メーカーの訪問修理の扱いになるとのことでしたが、ちょうど夏休みの期間なので、連絡が取れないようです。幸い運転機能には支障ないのですが、破損していたパネルを保証期間後に無償交換してもらえるのかちょっと心配な今日この頃です。 coldsweats01

| | コメント (1) | トラックバック (0)

フィットHVの噂

ホンダがこの秋にフィットのハイブリッド車を出すと噂されていますが、注目の燃費は30Km/L、車両価格が159万円とする報道がありました。ホンダが公式発表したわけではないので、あくまでも取材の結果であり、予想レベルではあるのですが、かと言って全くデタラメとも思えないので、当たらずとも遠からずの範疇と思われます。

現行のフィットは24km/Lの低燃費で人気の車ですが、現行のプリウスのカタログ値が38Km/L、HVではない新型マーチが26km/Lですからもしこの記事が正しければフィットHVの燃費は意外に低い気がします。ただ、プリウスやインサイトがHVのための車であるのに対し、フィットHVは日常の使用で便利な車体形状のままHV化しているようなので、使い勝手は現行車と同当で、ストレスなく使うことが可能と思われます。また、実走燃費ではプリウスと言えども20Km/L前半程度なので、現行フィットが20Km/L近く走ることを思えば、フィットHVがプリウスを逆転することがあるかも知れません。

また、価格は159万円とHVとしてはかなり頑張っていますが、現行よりも40万円高くなりますので、どこに40万円分の価値を持たせているのかが気になります。ちなみに月1500Km走行するとして、ガソリン130円で計算すると現行とHVの燃費の差はカタログ上で月間で1625円となります。
40万円をガソリン代の差額だけで償却しようとすると20年ほどかかる計算になり、単なるソロバン勘定ではお得感はありません。

先に発売になったCR-Zは走りの楽しさを協調して成功していますが、日常の足としての性格が強いフィットの場合、極端な味付けも困難です。果たしてホンダがどのような仕掛けをしてくるのかメーカー発表が待たれます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

理念なき迷奏

この暑さで民主党の議員も錯乱してしまったようです。税収不足で国債を大量発行しなければならないにも関わらず、効果の検証もできていない子供手当を増額しようとするのは正気の沙汰とは思えません。しかも小沢軍団や鳩山グループなど首相と距離を置く議員達は、消費税率改定反対の大合唱で呆れてしまいます。早期に財政収支の改善を図らなければ、またたく間に国債発行残高は1000兆円を突破してしまい、償還不可能、債務不履行となって国家財政の破綻を来たしてしまいます。もし、そうなれば市場は敏感に反応し雪崩を打って外資の引き上げが始まることでしょう。

税率をアップすれば直ぐにも景気が後退するかのように言われますが、引き上げ前には駆け込み需要が必ず発生しますので、それによって十分体力は蓄えることが可能になるものと思われます。
諸外国の税率を見ても、現在の税率は中途半端であり、いたずらに財政運営を混乱させるだけです。社会福祉目的に限定して聖域化するのではなく、将来の国債利払いを少しでも軽くしておかないと理屈の上では利払いだけで税収を食いつくす時代が来てしまいます。
消費税の増税に反対する人たちは、数字に基づいた財政改革の道筋を明らかにする義務があるはずですが、どこからもそんな説明は聞こえて来ないのは無責任としか言いようがありません。国家百年の大計ではなく、選挙に勝つことだけで政策を論ずるのは愚の骨頂であり、国民の負託に背を向ける税金泥棒の行為です。

いい加減目先の議論は止めて、せめて10年後の国家のビジョンを示して欲しいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

不可解な遭難

北遠にある麻布山(1685m)は、かつては手強い山の部類でしたが、林道の開発によって手軽に登れる人気の山となりました。その先にある黒法師山(1782m)も少し頑張らないと帰り時間が気になってくる山でしたが、熊笹の減少や踏み跡が明瞭になったことで随分と歩きやすくなりました。

その前黒法師山に、日帰りで登ると出かけた中年登山者が下山して来ない事件が起きました。先月28日に一人で出かけた59歳の登山者が、帰って来ないと翌日になって家族から通報があり、捜索が行われました。直ぐに登山口で遭難者の車が見つかったのですが、肝心の本人の行方は掴めませんでした。以前ならいざ知らず、最近のルートの状況からは考えられない遭難騒ぎですが、連日捜索を続けた結果月が変わった1日になってやっと本人が見つかりました。
なんと発見場所はピークをいくつも越えた丸っきり反対側の稜線上でした。おそらく疲労か視界不良でうっかり頂上からの下山方向を間違えたのではないかと思いますが、途中のバラ谷の頭には標柱や道標がありますから反対方向に歩き続けた理由が分かりません。
しかもバラ谷の頭から黒法師岳までは大きく下っているので、いくらなんでも方向違いに気が付きそうなものです。

結局遭難者は4日目に無事救出された訳ですが、連日多くの人に迷惑をかけることとなりました。もしGPSを持っていれば、そもそも迷うこともなかったのですが、おかしいと思った時点で引き返せば翌日には間違いなく下山出来たはずです。あえて言わせてもらえば、遭難者は安易に入山してしまいましたが、本来この山域に登る資格がなかったとしか思えません。

最近は事故に占める中高年登山者の割合が高いこともあり、モラルが問題にされることが多くなりましたが、自分の能力を正しく把握して自己啓発に努めることが望まれます。安全登山のため、もっと謙虚になる必要があると言えるのではないでしょうか。

Pa260024

御料局と刻まれた三角点のある前黒法師山の頂上。GPS等なかった昔は、積雪期に手前のピークを山頂と誤認して記念のプレートを付けてしまった登山者も見られました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

青い鳥は見つけられたのか

昨日の続きです。経済の発展に伴い、我が国は表面的には随分と豊かになりました。家庭には液晶テレビがそろい、多くの人が飢えをしのぐためでなく健康を考えて食事をするようになりました。その結果、過去に例を見ない長寿社会となりましたが、多くの人が自宅以外で最後の時を迎えるようにもなりました。また自殺者も年を追うごとに増加し、特定の年齢に限られず毎年3万人が自ら命を絶っています。
問題になっている高齢者の所在不明もその背景に希薄となった家族関係があると言われています。一生懸命働き、豊かな暮らしを夢見て老後を迎えたら、そこには絶望の暮らしが待っているのでは人生の価値さえ失われかねません。

菅首相は就任会見で「最小不幸社会」の実現を表明しました。聞き慣れない言葉でしたが、どうやら不幸でなければそれはすなわち幸福だろうと言う論法のようです。しかし、果たしてそうでしょうか?人それぞれに感じ方は違うでしょうが、不幸でない、あるいは最小の不幸であることはそれ以外の何物でもありません。つまり当たり前の話ですが、人は自分で幸福であると感じなければ幸福にはなれないのです。

本来、幸福は他人から与えてもらうものではなく、自身でつかみとるもの、築き上げるものなのですが、それは高収入や電化製品に溢れた住まいだけでは実現できません。物心両面と言う言葉がありますが、仮にどんなに多くの物に囲まれたとしても、精神的に満たされなければ十分とは言えない事を指した表現だと思います。豊かで孤独な生活よりも、貧しくとも、家族全員で希望を持って明日を迎えられる暮らしの方がどれだけ生きがいを感じられるか分かりません。

私なら誰にも看取られずに札束に埋もれて息を引き取る人生よりも、明日の米を心配しながらも多くの人と関わり合って生きる暮らしの方を選びたいと思っています。勿論、どちらを幸せと感じるかは貴方自身が決めることではあるのですが・・・・・。 riceball dollar happy01

| | コメント (2) | トラックバック (0)

氷山の一角?

東京都の111歳になると思われた男性が実は30年程前に死亡していたことが明らかになり、各地で高齢者の所在が分からなくなっている実態が明らかになっています。毎日新聞の調査では全国で100歳以上の高齢者の内、18名が安否不明となっているとしています。これらの高齢者は自治体の表彰制度などによって、その生存が確認される機会があって判明したものですが、100歳以下の高齢者についても同様の事例がかなりあるものと思われます。
私の近所でも100歳を超える方がいらっしゃるのですが、施設に入所されていることもあって、姿を見かけなくなって10年以上になります。この場合は第三者を介しているので不正はあり得ませんが、在宅の場合は家族の届け出だけが頼りなのでそこに不正が存在する危険性があるのではないでしょうか。

過去にも親族の死亡を届け出ず、遺族が生存を装って年金を受給し続ける事件が何件も発生しています。生死そのものが不明なのですから、中には事件性があるものも含まれている可能性があります。何より本人が死亡しているのに届出しないこと、遺体を埋葬していないこと、年金を不正受給することが犯罪です。所在不明の場合、捜索願いを出していないのも保護責任者遺棄に問われるのではないでしょうか。

今回の事件を機に、法律の壁の問題もあるのでしょうが、犯罪予防の観点からも年受給者については一定間隔で本人確認をする制度の創設を検討すべき時期に来ているのではないでしょうか。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

愚図PART2

現在空自のパイロット養成はターボプロップエンジンのT-7初等練習機からターボファンのT-4中等練習機を経て、複座のF-2B、F-15DJ戦闘機へと進みます。T-4は国産開発のF3-IHI-30ターボファンエンジンを2基搭載していますが、これまでエンジントラブルによる事故は発生していません。

さて、F-4退役による後継機選定は空自のグダグダによって未だ機種の絞り込みができていませんが、T-4もそろそろ寿命が近づいています。T-4は1981年に基本設計に着手、’85年の初飛行を経て、’88年に量産初号機が納入されていますから、古い機体では製造から22年経っていることになります。開発に7年ほどを要していますから、今着手したとしても次期中等練習機が完成する頃には30年以上経った機体を更新することになり、好ましい状況とは思えません。一刻も早く次期中等練習機の開発に着手すべきなのですが、愚図愚図して、その時期を過ぎてしまっています。

幸いATD-X用に開発した、F3よりも推力を5割アップしたF5エンジンがありますので、これを搭載した機体を開発すべきと思います。T-4は約200機製造されましたので、F-Xの量産まで、次期練習機T-Xで国産メーカーの息をつなぐのもありと思うのですが、どうでしょうか。
ATD-Xは来年度の初飛行が予定されていますが、T-Xの設計に既に飛行済みのATD-XのスケールモデルやATD-X試作機の飛行データーを取り入れれば、F-3のためのデーターが取得でき、開発期間の短縮にも貢献するのではないかと思われます。

いずれにしても老朽化して飛行が危険になる前に、一日も早く開発に着手し、合わせて我が国の戦闘機製造能力の維持が図れるよう、空自の決断に期待したいところです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

一律10%削減でいいのか

民主党は来年度の予算編成に当たり、各省庁に今年度予算に対し一律10%削減した概算要求の作成を指示しています。しかし、鳩山政権のあまりの迷走や小沢前幹事長の暴走で、党としての優先課題が大変わかりにくくなっています。財政規律をどうするのか、無料化の効果が相当期待できそうな高速道路問題や基礎年金の底上げ問題など先行きが全く見えません。

昨日からは衆議院予算委員会が開かれていますが、ここでの議論も低調です。衆参ねじれ状態での国会運営が大いに注目されていますが、初日は小手調べと言ったところか、与野党の激突は見られませんでした。協調は結構なのですが、国民の閉塞感をどう打ち破ってくれるのか、与野党ともに奮起してもらわなければなりませんが、予算案の一律10%削減でこれまでと違う何が出来るのでしょうか。

むしろアプローチが全く逆で、優先政策実現に必要な予算を策定し、その結果を踏まえてそれ以外の予算への振り分けを決めなければ、結局全ての予算の一律削減を招くだけで今と何も変わり映えのしない政策しか実行出来ないのは明白です。例えば、長年の緊縮予算で装備の近代化が遅れてしまったロシアは、来年度から向こう3年間で国防予算を60%と大幅アップすることを表明しています。政策が何であれ、必要なものに集中投資することも必要です。今こそ与野党ともに政治主導の姿を見せて欲しいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カツオは大丈夫か

カツオの危機と言っても、サザエさんに追われるカツオ君のことではありません。一本釣りで有名なカツオの方です。清水港がマグロの水揚げ日本一、焼津港はカツオの水揚げ日本一と言うことで静岡県民は刺身好きが多いのかも知れませんが、気になるニュースがありました。

近年カツオの一本釣りの魚体が小型化し、年間の水揚げ量も3万トン余りと5年前の半分になってしまい、このため刺身や鰹節の原料となるカツオの確保が困難になりつつあり、今後食卓への影響も避けられないのではないかと言うものです。
原因として考えられるのが中西部太平洋における巻き網漁船の増加で、国際機関への登録数でみても2000年に157隻だったのが、2009年には215隻と37%も増加しており、漁獲量も170万トンと初期の頃の4倍以上になっています。

巻き網漁は一本釣りと違って群れごと一網打尽にしてしまうため、成長途中のカツオまでもが漁獲してしまうことですが、それ以外にも目的外であるメバチマグロやキハダマグロを捕獲してただでさえ減少気味の資源の枯渇に拍車をかけていることです。今の内に国際的な協調によって漁獲量の調整をしなければ、やがてクロマグロのように捕獲禁止のような規制を招くことになってしまいます。日本政府のイニシアチブが望まれます。

気がかりと言えばもう一つ、中国政府の姿勢です。カツオの巻き網漁船も中国勢の台頭が目覚ましいようですが、南シナ海で危険な兆候が出ています。中国は軍艦から大砲を下して転用した漁業調査船漁政311号を繰り出して他国の漁船を威圧、インドネシア当局に拿捕された自国漁船を強引に奪還しています。漁政311号は4450トンもあり強力な機関砲を装備していますから、小型の監視艇程度では圧倒されてしまいます。
この軍艦あがりの調査船をバックに力づくの漁業をされてしまうと、領海争いとは別に新たな資源問題が発生する可能性が大きいのではないかと心配です。

さて来年の初ガツオはどうなるのでしょうか。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »