« 富士総合火力演習 | トップページ | 命のリレー、この流れを定着に »

2010年8月31日 (火)

北ア遭難、真夏の怪

30日午前、北ア湯俣川沿いの旧伊藤新道上部の沢で61歳の女性登山者がたまたま通りかかった登山者に発見されました。女性は今月13日に入山し双六岳から三俣蓮華岳方面に3泊4日で縦走予定でしたが、予定日を過ぎても帰らず22日に家族が岐阜県警に捜索願を出していたものです。当初女性が目指したコースは私も3回行き来していますが、高山植物と残雪が豊富で大変人気のあるコースでしっかり整備されており、登山歴10年とされる登山者が道に迷うことは考えにくいのですが・・・。

疑問その1

家族が捜索願を出したのが22日ですが、下山予定は17乃至18日です。今回は無事に発見されましたが、過去の事例では予定日の翌日夜には捜索願が出されるのが普通のようですから、随分と遅いこのタイミングは大いに疑問です。

疑問その2

伊藤新道は三俣山荘への直登ルートでしたが水害によって荒れてしまい、現在は廃道になっていて、随分前に登山地図からも外されています。春には山スキーヤーが滑り込んではいますが、一般登山者が間違って入り込むような所ではありません。通常有名登山ルートは赤ペンキで表示されており、これが途切れれば、普通は異変に気づく筈で、そうでなければ何らかの意図を持っていたとしか考えられません。また発見場所が標高1700m付近とのことですが、何故稜線に戻ろうとしなかったのでしょうか。仮に間違って入り込んだとしても、その時点でルートを引き返せば1日以内に戻れた可能性が高かったのに、2週間も山中に留まった判断はどう考えても理解できません。正に真夏のミステリーです。

|

« 富士総合火力演習 | トップページ | 命のリレー、この流れを定着に »

コメント

そこそこの経験者が、人気の無い旧ルートの穴場へ立ち入り、まだ大丈夫と言う中で行動を続け、体力を消耗した結果の遭難ですかね?

この人の通常の山行が、下山後寄り道して数日後に帰宅する日程だったら、家族もそのつもりで待っていたのかもしれませんね。

(9月になり、これからは平常時の生活に戻りたいと思っています)

投稿: 山奥 | 2010年9月 1日 (水) 06時22分

山奥さん、コメントありがとうございます。
激務の8月が終わって平穏な9月になることを祈っています。

この遭難は良く分からないことだらけです。10年のキャリアと言うことですが、実際どの程度の経験があったのか?
そもそも踏み跡しっかりの迷いようのないルートからどうして外れてしまったのかが最大の謎です。地図を持っていれば容易に現在位置が予測出来ると思うのですが、読図ができなかったのかも知れません。

また、予定変更の場合はこの地域は山小屋に電話が設置されていますし、下山後に連絡を取るのが当たり前だと思いますから、その点でも疑問が残ります。

投稿: 雨辰 | 2010年9月 1日 (水) 07時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 北ア遭難、真夏の怪:

« 富士総合火力演習 | トップページ | 命のリレー、この流れを定着に »