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2010年8月28日 (土)

またまたF‐X

またまたF-Xの話です。空自F-Xは相変わらずのグダグダの模様で、未だ明確なアナウンスが聞かれません。今日の日が来ることはそれこそ何十年も前から分かっていたことなのに、事ここに至っても候補を絞りきれないとは呆れる他はありません。

陸自はこれまで61式、74式、90式、10式と新型戦車を開発してきましたが、その開発方向について検証すれば、どれもその当時考えられた進化の方向を推測し、当時使い得る最新技術を導入して設計した妥当性が見て取れます。
90式にしても北海道以外では運用できない欠陥戦車とあらぬレッテルを貼られましたが、当時の軍事状況では北方の脅威への対処が優先されたことへ対応であり、制式化から20年を経ていますが、抑止力として十分機能しており周辺国の戦車配備状況から見ても当面戦力として十分機能していくものと思われます。

さてF-Xの話に戻りますが、F-4後継は待ったなしの状況で、今確実に導入できる機種としてはF/A-18E/Fかタイフーンしかありませんが、これがまた悩ましい状況となってしまっています。機体特性としては低RCSで足が長く、スーパークルーズ可能なタイフーンがより好ましいのですがあくまで4.5世代機です。
将来的に第5世代のF-35を導入したい空自としてはF/A-18E/Fで時間を稼ぎ、次につなぎたいと考えているようですが、ここで問題になるのがライセンス生産です。国内の戦闘機生産基盤を確保することは戦闘機の定数を260機に抑えられた自衛隊にとって、高稼働率を維持するためにどうしても必要な条件です。ブラックボックスがなく、ライセンス生産が可能なタイフーンに対し、F-35は国際共同開発であり、ステルス技術秘匿のため、現在の所ライセンス生産が認められる可能性は極めてゼロに近いのが実情です。

防衛省は先日、30年後を目途にした国産戦闘機開発に向けた「将来の戦闘機に関する研究開発ビジョン」なる構想を発表していますが、その中で「国内における戦闘機の生産技術基盤の維持・育成は極めて重要」と述べています。また、概念図の中に小型無人機の発展型と思われるUAVが見られます。つまり、ステルス機である第5世代機のF-35がどうしても欲しい(どうもV/STOL機のB型を狙っているフシが感じられます)ので、F/A-18E/Fをライセンス生産し、更にT‐4練習機の後継機の生産で時間を稼いで国産F-3の開発につなげたいと考えているのではないかと妄想されます。

T‐4も導入から年数が経っており、いずれ後継機が必要となってきますが、ATD‐X用に開発してきたXF5-1エンジンを搭載すれば軽攻撃機を兼ねた機体が開発でき、F‐3のたたき台としても使えます。またその間に先端アビオニクスを搭載した小型無人機の量産で更に時間を稼げます。

私としてはどうみても中途半端なF/A-18E/F+F‐35よりもこの部分にタイフーンを当てはめた方が良いのではと思うのですが、果たしてどのような結果となるのでしょうか?

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