我が国では実用の中にも美しさを追い求めてきました。例えば、風呂敷はただの1枚の布切れですが、実に多彩で美しいフォルムを提供してくれます。手ぬぐいも同じです。本来手や体を拭く為の1枚の布ですが、こんな美しさも持っています。
祇園祭りで寄付金集めに売られている手ぬぐいですが、室内装飾用として立派に通用しています。
こちらは上棟式で撒かれた手ぬぐいですが、松竹梅と鶴と亀、目出度いものを染め上げていて、最早単なる布ではなくなっています。最近ではバンダナが服飾用として良く使われていますが、美的感覚からすれば手ぬぐいの方が歴史が長い分だけ上回っているように思います。
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