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自民党の怠慢でした

尖閣諸島の領海侵犯事件を機に適用される法律面について調べてみましたが、法整備が全く出来ていない事がわかりました。これではいくら巡視船や護衛艦を配備しても、有効な対応が出来ません。早急な整備が必要です。

現在の法律ではこの手の相手に対しては漁業法か入管法しか適用出来ません。しかし、相手が漁船以外であれば適用すら出来ません。一方の入管法ですが、こちらは個人レベルの密入国程度しか想定していないので罰則も極めて軽く、3年以下の懲役、禁錮若しくは300万円以下の罰金又はその併科でしかありません。これでは国家レベルで侵犯の意思を持った集団には全く対処出来ません。お隣の韓国では北朝鮮と休戦中とは言え戦時下にあるため、国家保安法が制定され罪状にもよりますが、最高刑は死刑です。

一般人の密入国と軍人またはそれに類する構成員が領土・領海に侵入したり侵攻することは全く別の行為です。相手が戦車で上陸しているのにパトカーで駆けつけ、機関銃を持った兵士に職務質問するのはナンセンスです。自民党政権は安全保障について利権のからむ装備の導入には熱心でしたが、周辺の法整備についてはずっと放置してきました。情報管理についても未だにスパイ防止法は手つかずで、外国スパイの跳梁跋扈を許しています。

四方を海に囲まれた我が国では、領海警備が即、国の安全に直結するのに何とも心もとない状況です。林子平が海国兵談で国防の重要性を説いたのが18世紀の末のことでしたが、200年以上を経てもちっとも進歩しない国家・国民と言うのも困ったものです。現在の状況は長らく政権与党であった自民党の責任が大ですが、民主党も政権交代してもう1年になるのですから責任を問われても仕方ありません。領土・領海保全法のようなものを設定し、侵犯してくる相手には厳罰を持って臨める体制を整えるのが急務です。

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コメント

スパイ防止法案なぜ作らないのでしょうかね?公明が反対したというのは知ってますが
・・・

投稿: 名無し | 2010年9月26日 (日) 10時15分

名無し様、コメントありがとうございます。やはり当時の野党の抵抗が強かった為かと・・・。戦前の治安維持法による政党への弾圧に対するトラウマもあったのでしょうが、いつまでも過去に囚われていても仕方ありませんので、新たな観点で論議して早急に安全保障の仕組みを再構築すべきですね。

投稿: 雨辰 | 2010年9月26日 (日) 12時03分

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