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小沢氏の大嘘

民主党の代表選挙が告示され、汚沢小沢、菅両候補の公開討論などで舌戦が熱を帯びています。そもそも小沢氏は、不透明な政治資金の問題あの鳩山氏からも指摘されて、幹事長職を辞任したのに、3ヶ月も経たない内に臆面もなく代表選に打って出ようなどとは神をも恐れぬ不届き千万な所業です。

更に許せないのは、件の政治資金収支報告書の未記載問題で嫌疑を受けて強制捜査を受け、秘書が3人も起訴されているのに、捜査の結果自身は何の罪もないことが明らかになったと公言しましたが、これは検察の捜査事実に反しています。2004、2005、2007年にそれぞれ4億円と言う巨額の金額の入出金が未記載となっており、収支報告書の作成に直接関わった秘書だけが起訴され、小沢氏本人がこれを秘書に指示した「明確な証拠」が得られない事から不起訴になっただけですが、秘書が政治家の許諾がないまま政治資金を動かすことなど100%あり得る筈がなく、小沢氏の関与は明白です。
ただ、現実的には録音テープのようなものは発見できず(私は秘書が後日のために録音していた可能性は大いにあると思っていますが)、その主従関係から従属的な立場の秘書からは小沢氏に不利な証言が得られないだけであって、政治資金規正法違反と言う犯罪行為が実在しなかった訳ではありません。政治家の分身とされる秘書が犯罪を犯しているのに、自身が清廉潔白などと主張するのは大嘘つき以外の何物でもありません。

検察上層部が勝訴に疑念があるとして、強引に不起訴としただけであって検察審査会では再び起訴相当の判断が下されることは必至です。更に小沢氏はこの検察審査会制度についても「素人集団」と批判していますが、自分に敵対する存在を許さないその思想は政治家として致命的な欠陥であり、そのことだけでも立候補の資格はありません。

また、代表選にからんで沖縄駐留米軍に関して、普天間代替は県外にと言いながら「腹案はない」ではこれまた大嘘つきと呼ばれかねません。しかも、駐留は第七艦隊だけで十分で海兵隊は不要と要らぬ発言をしていますが、この第七艦隊のワプス級強襲揚陸艦「エセックス」に1800名、オースティン級輸送揚陸艦「デンバー」には900名の海兵隊員が上陸要員として乗り組んでいますが、この事実を全く知らないようです。
また、有事には米本土から要員を空輸すれば事足りると考えているようですが、C-17輸送機は最大189名の兵士を運ぶことができますが、西海岸から沖縄まで10時間以上を要します。勿論一回の飛行で済む筈がなく何回も往復する必要がありますが、整備等を考えれば1日1往復がせいぜいで、30機を投入しても5600人しか運ぶことが出来ません。これでは緒戦に必要な兵員の確保に重大な支障が出る可能性があり、このことは相手に乗じる隙を与えてしまうことに繋がりかねず、一国のリーダー足らんとする政治家の認識としてはいかがなものかと思われます。

このような小沢氏に未だ指導者の幻影を抱く人が結構いるようですが、仮に先の疑惑の4億円が小沢氏個人の所持金だったとしても一介の政治家が当たり前に蓄財できる金額ではありませんし、西松建設からの闇献金問題との関連も憶測されているにもかかわらず、職務権限論で逃げようとしていますが、合理的な納得いく説明もされていません。
一つの嘘をつく人は、その陰で何百倍の嘘を隠していると見るのが妥当です。菅氏がこの国の指導者としてふさわしいかは別として、小沢氏が不適格者であることだけは間違いありません。

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