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2010年9月13日 (月)

改めてクレージーキャッツを想う

クレージーキャッツの一員だった谷啓が急逝しました。最近ではNHKの「美の壺」に出演して味のある語り口を好演していましたが、やはり年齢によるものか少し痩せた感じがしていました。そしてその後、草刈正雄に交代してからはその姿を見ることはありませんでしたが体調不良で自宅で静養していたようです。

このようなことになって各局から在りし日の映像が紹介されましたが、これまでハナ肇、植木等の陰に隠れた第三の存在との認識でしたが、パワフルな谷啓の存在の大きさを再認識することとなりました。一流のトロンボーン奏者でありながら、コメディをこなし、かつ俳優やトークにおいて少しの嫌味も誇張もなしに十分な存在感を示すのは稀有な才能だったと改めて知らされた思いです。

これは図らずもクレージーキャッツ全体に言えることですが、今から思い返してもすごいとしか言いいようのないグループでした。スタートはジャズバンドでしたが、メンバーすべてが一流のプレーヤーで演奏だけでも大したものでしたが、「シャボン玉ホリデー」でいかんなく発揮された洗練されたエンターテイメントは今なお越える者がない存在でした。殿様キングス、ドンキーカルテット、ビージーフォーと音楽とギャグを売り物にしたグループはいくつもありましたが、すべてにおいてクレージーは別格でした。

60年代、NHKは「夢であいましょう」にデュークエイセスや坂本九、梓みちよや九重祐美子と言ったメンバーを起用し、今思い起こしても素晴らしく良質なバラエティ番組を作りましたが、クレージーキャッツとザ・ピーナッツが出演した「シャボン玉ホリデー」も双璧とも言える素晴らしい番組でした。どちらも若い才能を登用した素晴らしい番組でしたが、シャボン玉で作家として活躍した青島幸男や前田武彦がその後大ブレークしたのも番組の持っていた大きなエネルギーの故ではなかったかと思われます。

昨今タレントと称する薄っぺらなテレビ演者が多数存在しますが、クレージーキャッツこそが才能あふれる者達の集団、「芸の壺」だったんだなと改めて思い知らされました。残るメンバーは犬塚弘、桜井センリの2人だけになってしまいましたが、この素晴らしいグループを何時までも語り続けていって欲しいものです。

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