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菅首相の空虚な言葉の羅列

菅首相は本日午後、衆参両院本会議で所信表明演説を行いましたが、その言葉に重みはなく、空虚な言葉の羅列でした。この人はどうも心から人を説得する気持ちがないと見え、その本心がつい現れるのが相手を怒鳴りつけるいわゆるイラ菅現象ではないでしょうか。先の代表選を戦い、もう少し人間的に深みが出たかと思いましたが、三つ子の魂の例え通りで駄目な人はどこまで行っても駄目なようです。

FNNが今回の尖閣列島を巡る一連の騒動における内閣の行動についての世論調査を発表しましたが、菅首相への批判が端的に表れていると思います。

①今回の日本政府の一連の対応について不適切と考える。        70.5%

②菅政権のイメージが悪くなった。                        62.3%

③菅政権の対応が「弱腰と言われても仕方がない」と思う。         81.4%

④「日本は圧力をかければ屈する」とのイメージを持たれる懸念がある。 78.8%

⑤中国側の対応を「適切と思わない」                      88.6%

⑥中国に対するイメージが悪くなった。                     79.7%

⑦那覇地検が処分保留のまま中国人船長を釈放したことは「不適切」   77.6%

⑧釈放決定に「政府の関与があった」と考える。                84.5%

首相は国民に迎合すべきとは必ずしも思いませんが、少なくとも所信表明演説で丁寧に国民に説明したとはとても言えません。人と争ってまで就いた国会議員最高の地位で己の思いのたけを話さなくて一体何時何を語るのでしょうか。

少なくとも一国の指導者であれば、自分が成し遂げようとする理念・哲学がなくてはなりません。米国のオバマ大統領の就任演説は、これから立ち向かう様々な困難に向けての熱い思いが率直に語られていて世界各国で共感を呼び、一冊の本にまでなりました。翻って菅首相の言葉に一体どれだけの説得力があるのでしょう。自分の思慮の無さを棚に上げ、今後の外交のあり方についても「国民一人ひとりが自分の問題としてとらえ、国民全体で考える主体的で能動的な外交を展開していかなければならない」としていますが、ここからは何の反省も政権としての何のビジョンも感じられません。

少なくとも政治主導を謳い、政治に命をかけるとまで口にした以上は一切の責任を自らが取らなくて今後誰が菅氏の言葉を信用するでしょうか。国政担当者としての責任を検察に押し付けるなど全く情けない限りです。もっと己の言葉に責任を持ち、侍の末裔ならそれらしく武士に弐言なしを貫いて欲しいものです。

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コメント

アンケートの中に何で
菅内閣は退陣すべきだ、というのがなんでしょう?

投稿: kazu | 2010年10月 1日 (金) 18時24分

kazu 様、コメントありがとうございます。気持ちは分かりますが、仮に退陣したところで期待に叶う内閣が出来上がるかと考えても今の院内構成ではそれも難しい話ではないでしょうか。また、政権交代から3ヶ月あまりでまた退陣では諸外国からの国家としての信頼性を完全に失ってしまいます。
残念ながら今はこの内閣しかありませんから、まともな政治運営をするよう国民がしっかり監視するしかないのではないでしょうか。

投稿: 雨辰 | 2010年10月 1日 (金) 18時49分

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