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2010年10月 5日 (火)

グローバルホーク

防衛省が洋上監視用に米国製の無人偵察機グローバルホーク(以下グロホ)3機の導入の検討に入ったと共同通信が伝えました。グロホは連続飛行時間36時間、18000mの高度からレーダーや電子光学/赤外センサーによって1mの大きさの対象物を370Km四方にわたって監視可能と言われています。

我が国はP-3Cを使って潜水艦を含む洋上監視を行っていますが、その能力の高さはアフリカ、ジブチ沖の海賊監視でも十分発揮されています。しかしジブチでの活動実績を見ても1回当たりの飛行時間は8時間程となっていますが、これは緊張を強いられる搭乗員の疲労を考えた結果によるものと思われます。

一方グロホの場合は無人機ですから地上の監視員はいくらでも交代が可能となり、24時間の監視が何時でも行えます。また飛行空域は相手国領空外とは言え、時には危険な局面も想定されますが、少なくとも人的被害を心配する必要はありません。グロホについては自民党政権下でも導入が検討され、米国側も日本への売却については好意的でしたが、日本の航空法の規制や他の航空機の気流を避ける必要があるため運用場所が極めて限定され、硫黄島からの運用しかできないのではないかとも言われています。

高高度からの無人偵察機はグロホよりもさらに高空を飛行するタイプの国内開発も進められてきましたし、グロホ導入の話も幾度となく浮かんでは消えていますから、今回の報道もどこまで正しいのかわかりませんが、今回の尖閣諸島をめぐる騒動が追い風になることだけは間違いないようです。

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