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2010年11月 3日 (水)

沢口山遭難について

31日の日曜日、大井川上流域の寸又峡にある沢口山(1425m)に日帰りの予定で登った男女5人の若者のグループが遭難しました。一行は寸又峡温泉から入山して頂上を往復する予定でしたが、下山路を間違えて反対側の板取山方面への縦走路に迷い込み更に沢筋に入り込んで遭難したものです。幸い2日には5人とも無事自力で下山できましたが、31日夜から早朝にかけては風雨が強い状況でしたから無事生還できたのは大変幸運であったと思います。

それでは今回の遭難について考えてみたいと思います。まず通報の問題ですが、1日朝になってメンバーの1人が友人に送ったメールが発端でした。このグループは社会人の女性2人、大学院生の男女3人の構成でしたが当日の夜の時点では家族から何の動きもなかったようです。今回のケースでは夜間の救助活動は無理だったかもしれませんが、夜明けから活動は開始できましたので、1日早く救出できたのではないかと思います。

また、グループは登山らしき経験がなかったようで、ネット情報で初心者向けの山を探し、登山の準備をしたようですが、入山時に登山口の店主に入山を控えるよう声をかけられたそうですから、いかにも初心者然とした様子だったのではないかと思います。ここが難しいところですが、なまじ経験がないだけに危険予知すらできなかったと言うことのようです。

当日はガスで見通しが悪かった状況のようでしたから尚のこと注意が必要でした。沢口山は初心者向けの山とされていますが、上部は獣道も多く、落ち葉の季節は落ち葉が踏み跡を隠すことがあるので注意が必要です。
見通しが悪い時は地図と磁石で位置を確認するものですが、一行はそれもできずに後は道迷いの典型的なパターンを辿り続けた挙句、タブーである沢筋に入り込み進退極まってやっと翌朝メールで通報したようです。繰り返しますが初日の夜は風雨が強い状況でビバーク用具もなく無事2昼夜を明かすことができたのは若さもあったのかも知れませんが本当に幸運だったと思います。

道迷いの遭難は圧倒的に下山時に発生しますが、これは頂上へは上部に行くルートが限られるので間違い難いのに対し、下りではあらゆる方向に歩くことができて間違いに気付きにくいためです。そもそも悪天候下では登るべきではなかったのですが、盲蛇に怖じずではどうしようもありませんでした。
最後に発見現場は急なガレで気流が悪く県警のヘリでは吊り上げができずに自力歩行での救出となりましたが、遭難者の体調によっては浜松基地の救難航空隊への出動要請が検討されても良かったのかも知れません。

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