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2010年12月18日 (土)

F-Xが進展か?

本日防衛省より新防衛大綱並びに平成23年度からの中期防衛力整備計画が発表されました。かねてから話題になっていた戦車の定数は400両と200両の削減となりましたが、10式新型戦車は5年間で68両調達することが明らかになり、今年度の調達分13両と合わせて81両とまずまずの陣容が期待できる状況です。また潜水艦もこれまでの16隻体制から22隻と大幅に増勢されることとなりました。F-15の追加配備やE-2Cの前方展開とあわせて南西方面重視が目立つ内容となっています。

早速中国外務省が唯我独尊の如くイチャモンを付けて来ていますが、あまりの程度の低さにそっくりそのまま返してやりたくなってしまいます。そんな中で注目すべき項目がありました。空自の航空機中に新戦闘機12機となっています。これまでF-Xについては調査費に留まっていましたが、ついに初めて予算として計上されることとなりました。機種については明らかにされていませんが、平成27年度(2015年)までに入手可能な機種となると、どう考えてもF-35は間に合いそうもありませんので、F/A-18E/Fかタイフーンに絞られるのではないかと思います。
F/A-18E/Fは加速が弱く、航続距離が短いので迎撃用としては向かないのではないかと思いますが、島嶼防衛用として割り切れば攻撃機としての能力は高く、果たして空自がどのような能力を求めるのか大いに気になる所です。何にしてもこれで停滞していたF-Xがやっと動き出すことだけは間違いないようです。

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