JAXAi閉館
民主党のグダグダぶりは目に余りますが、その中でもこの決定は最悪で、おそらく歴史に残るバカな方策としてレンホーの名と共に長く語り継がれることになるでしょう。
東京丸の内にあったJAXAの広報施設、JAXAiが年間1億円の運営経費がかかることを無駄と決めつけられ、12月28日をもって閉館に追い込まれました。この間約16万人の入場者があり、その広報としての役割は十分果たしていました。特に今年は小惑星探査衛星はやぶさの帰還や金星探査衛星あかつき、GPSの精度向上を目指す準天頂衛星みちびきなど宇宙関連の話題の多い年でした。このような中で国民に向けて情報伝達の役割を果たしてきたJAXAiの活動は大いに意義があったと思われます。
雇用拡大に繋がるものとは思えない訳の分からない企業減税や、目的が全く以って不明確な子供手当で何兆円もの莫大な予算を弄びながら、わずか1億円に目くじらを立てる民主党のバカさ加減に大きな怒りを感じます。25日、インドは通信衛星の打ち上げを目指した国産のGSLVロケットの打ち上げに4月に続いて再び失敗しました。インドはパキスタンや中国との軍事的対立から核を搭載した弾道ミサイルを配備するほどロケット技術の先進国ですが、このように衛星打ち上げと言うのは大変高度な技術なのです。
ハイテク製品の分野などで最近世界シェアを延ばしている世界有数の工業国となった韓国でも未だ人工衛星を打ち上げるロケットを開発できていません。
限られた予算ながら、世界の最先端の成果を上げ続けている我が国の宇宙開発について国民の理解を得るのは当然のことです。そのために交通の便の良い、誰もが立ち寄り易い場所で常設展示を行うのは、税金の使途としてその活動の成果や今後の開発の必要性を訴える上で大変意義のあることです。
莫大な無駄を垂れ流すバカな政策を放置し、本当に必要な政策を切り捨てるような誤った決定が取り消され、JAXAiのような必要な施設の一刻も早い復活を祈って止みません。
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