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2011年1月14日 (金)

ハイブリット車の燃費

昨年はエコカー補助金の追い風もあり、燃費に優れた車種が販売台数を伸ばしましたが、トヨタのプリウスがあのカローラが持つ乗用車の年間販売台数を更新したそうです。最近はハイブリット非搭載の車でも高燃費の車種が増えてきましたので、補助金が終わっても果たして独走態勢が続くのか、今後が多いに注目されます。

ところで、ハイブリット車の燃費について疑問があります。現在の1.8Lのプリウスのカタログ燃費は38km/LとホンダのインサイトやフィットHVの30Km/Lを大きく凌いでいます。これはプリウスが大容量のバッテリーを搭載し、始動時や低速走行時にはエンジンを停止しているからだと言われています。ところが実際に走行してみての燃費では条件によって大きな差があるようですが、概ね22~18Km/Lくらいになるようです。従来実走行燃費は良くてカタログ値の7割程度と言われていますから、フィットHVはまずまずの数字だと思いますが、プリウスでは6割を下回りかねない数値ですがこれはどうしたことでしょうか。

私の疑問と言うのはプリウスのカタログ燃費が良好なのは、バッテリーに充電された電力のおかげなのではないかと言うことです。ハイブリット車ですから当然電気モーターのアシストを受けるわけですが、燃費は走行に費やした燃料を比較するのですからあらかじめ充電されたバッテリーを燃費に含めないのは公正ではありません。また長距離を走行すれば、充電した電力はいずれ無くなってしまいますからどこかで充電するためにエンジンの負荷が増すことになり、その分燃費は低下してきます。ハイブリッドの派生であるプラグインハイブリッドでは更にバッテリーを大容量にして、走れるだけバッテリーで走行し、電気が尽きてから燃料走行となるのですが、これも同じことで充電に要した燃料分も加味しないと本来の数字にはならないのではないでしょうか。

今年発売が噂されるヴィッツHVは燃費が44Km/Lとも言われていますが、果たして実走燃費がどの程度なのか、その実力が気になるところです。

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