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国家観のない政権?

西岡参議院議長が雑誌への寄稿で、菅内閣には国家観や政治哲学が感じられず、国家を担う資格が無いなどと痛烈に批判しています。西岡氏は独断的な思考があって、あまり好きな政治家ではありませんが、この指摘については至極当然だと思います。

昨年9月の尖閣問題を受けて12月初めに尖閣諸島への侵略・奪還を念頭に置いた日米共同統合演習「キーンソード」が実施されましたが、政府は『対中配慮』から内容の変更を米軍に要請し、「兵士の士気に影響する」と米軍側を困惑させたそうですが、他国領土である尖閣諸島を防衛する演習を困ると考える思考回路はとてもまともなものとは思えません。

また、尖閣諸島の大半は民有地ですが混乱防止として全域を国が借り上げ、全島を立ち入り禁止としています。しかし、行政上は石垣市に属している為、行政管轄権を持つ市側が固定資産税の課税根拠のための調査の実施や生態系の調査が必要として上陸申請をしていましたが、「平穏かつ安定的な維持、管理のためという政府の賃借目的を総合的に勘案した」結果認めない方針としたようです。

尖閣諸島は日中中間線に近く、中国側の言い方で言えば正に「核心的利益の領土です。もし不測の事態によってここを失えば、我が国の防衛上大変な痛手となります。米国が尖閣有事の際は日米安保を発動すると言っているのもそのことが分かっているからなのですが、肝心の政府がこのザマでは将兵の命を賭して守ろうとしている米軍や自衛隊から冷ややかな目で見られてもしかたありません。

国民の財産生命はどんなことがあっても守るのが国の義務ですが、そんなことから説かなくてならないようなら西岡氏の指摘を受け入れるしかないのでしょうが、実に困ったものです。

Photo

↑ヘリコプター搭載護衛艦くらまです。この撮影からわずか1カ月後に、関門海峡で航行ルールを無視した韓国のコンテナ船に衝突されて火災事故に見舞われましたが、現在は復帰して海の守りに就いています。

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