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2011年2月23日 (水)

72時間の壁

昨日ニュージーランドで起きた地震で、未だに多くの日本人の安否が不明となっています。日本政府は発生から丸一日以上経った今日の午後、政府専用機を飛ばして国際緊急援助隊を派遣しましたが、現地入りは発生から丸2日以上経った明日の午後になる見込みです。地震の救助活動では発生から72時間以内に救助された被災者の救命率が75%以上となりますが、それ以降は生存率が大幅に低下することから72時間の壁と言われています。

中国の大地震の際は、受け入れ側の事情が優先された結果、派遣が大きく遅れましたが、今回は政治的混乱下の状況の割には迅速に意思決定が出来たのではないかと思います。ただ現在の保有機種では長距離を運用出来るのはB747しかありません。大勢の人員を運ぶのには適しているのですが、現地での足となる走破性の高い車両や外科手術が可能な野外手術システムなどの運搬はできません。

人員以外のある程度まとまった装備を運ぶのには、現在開発中のC-2輸送機を使うしかありませんが、これまでに防衛省に引き渡された機体は試作1号機の1機だけです。先月には試作2号機も無事試験飛行を終えていますが、今はまだ製造メーカーであるKHの所有です。そこで提案ですが、現地で不足している救命のための機材運搬のため、C-2輸送機の前倒し投入を検討してみては如何でしょうか。現在までの所、致命的な欠陥は報告されていませんので、十分運用可能ではないかと思います。

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