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ムバラク退陣

エジプトのムバラク大統領がついに権力を副大統領と軍部に委譲する形で退陣に追い込まれました。その強力な指導力で一帯の平穏を維持し続けてきたのですが、流石に独裁30年は長過ぎました。エジプトはイスラム圏と西欧との接点であり、過激なイスラム原理主義勢力の調整弁の役割を果たしてきました。また、近年発展のスピードを上げつつあるアフリカへの中継点となっていました。急激な発展の中でこれまでムバラク氏が強権で抑え込んできた様々な矛盾がついに民衆蜂起を招き、政治的なうねりを起こした形ですがこれは始まりであって終着ではありません。

いままで、まともな野党の存在が許されませんでしたので新たな勢力の構築が必要です。イスラム圏で勢力を広げつつある原理主義集団は権力の真空状態を突いてくるでしょうし、隣国でこの地域で圧倒的な軍事力を誇るイスラエルも事態のかたずを飲んで推移を見守っています。チュニジア、エジプトと長年の独裁政権を倒した大きな政治のうねりは、未だ独裁を続ける指導者にも少なからず衝撃を与えた筈です。これを警鐘と受け止めて自国の政治体制を改める道を選ぶか、更なる強権の道を選ぶか各国のこれからの動きが注目されます。

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