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根拠はあるのか

枝野官房長官が福島第一原発の廃炉問題で、比較的損傷が少ないとみられる5、6号機についても判断以前の問題だと発言しましたが、単純過ぎて話になりません。まず、政権の重鎮である官房長官が感情のままに発言するなど言語道断です。

現在関東圏の国民は電力の供給不足による計画停電に苦しんでいます。東電は設備が古く、効率の悪い休止中の火力発電を再稼働させて電力を補おうとしている時に何の検討もせずに、供給の枠から除外するのは無責任を通り越して個人的感情による暴挙で到底看過できません。国家の非常時に際しては、国民生活の安定の観点が最優先されるべきなのに個人の感情を口にするなどもっての外です。

政府は今後のエネルギー政策でも、原子力発電を見直し、太陽光発電などにシフトしたい考えのようですが、太陽光発電は現時点では設備を作るエネルギーが、発電によって生じる電力を上回っており、電力の無駄遣いの存在でしかありません。まともに我が国のエネルギー供給を考えれば、原子力発電を主体にするしか選択肢はないのは明白です。もし、原子力発電を止めて風力や太陽光発電にシフトすれば必要な電力は確保出来ないばかりか、発電コストが増大するのは火を見るより明らかです。

政府関係者は、いい加減くだらない感情論は捨てて現実を見据えた対応をすべきです。

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東電は悪徳企業か?

原子力発電所においては、予想しえない自然現象によって発生した被害については免責する規定があるようですが、枝野官房長官は東電の福島第一原発について免責はあり得ないとしています。おそらく事態の重さを念頭に置いたものと思われますが、これについては如何なものかと思います。

地震及び津波による被害に対する東電の対応については様々な問題点はあると思いますが、では設備の設定基準や運用方法について著しい手落ちがあったかと言えば必ずしもそうとは言えないと思います。どうも政府は東電の運用方法をやり玉に挙げたいようですが、それは大きな間違いではないでしょうか。そもそも原発については国家によるコントロールが厳格に行われています。津波による設備損壊について東電の責任を問う声がありますが、設備の設置や所要強度については政府の設定基準や原子力保安院の監督があったはずで、今になって東電だけに責任を問うことは己の責任回避としか思えません。

仮に企業責任として東電に苛酷な責任を負わせれば、企業の対応としては吸収できない負担に対しては電気代に転嫁するのは当然の流れです。政府としては、いかにも勧善懲悪を気取っているのでしょうが、最終的には政府や国民に跳ね返って来るだけなのです。つまらぬパフォーマンスはほどほどにして、国家としてのあるべき姿を具現化するのが王道ではないでしょうか。

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仮設住宅にトレーラーハウスを

被災地で仮設住宅の建設が始まっています。今回の災害は津波被害が大きかったので建設用地の選定が大変だろうと思いますが、被災者にも避難疲れが出る頃なので少しでも早く供給できたらと願っています。ただいつも思うのですが、短い工期で建設出来る様に顧慮されている割には仮設住宅の工期が一カ月程度かかってしまうのは問題なのではないでしょうか。被災者に少しでも早く住宅を提供するために、以前にも提案したことがありますが、どこへでも移動可能なトレーラーハウスの活用を考えてはどうでしょうか。

トレーラーハウスは本来は長期的なキャンピングの用途ですが、トレーラーの上にプレハブ住宅を乗せたような構造で、住居としての基本的な設備が備えられているので、移動さえできればその日からでも居住が可能ですし、不要になれば撤去も簡単です。今回の災害には間に合いませんが将来的課題として一考の余地はあるのではないでしょうか。

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ここにも春が

低温傾向が続いていて、3月末と言うのに、今朝も一面霜が降りています。今年の春はまだら模様でやって来るようです。

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我が家の庭のタラの木が芽を出しました。例年、桜の開花から1週間後ぐらいがそのシーズンなのですが、今年は少し早いようです。

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毎年タラの芽を待ちわびて、天ぷらや味噌汁にして楽しんでいますが、寒い中やっと芽を出したタラの芽を採る気になれません。もう少し経ってから味わうことにして、今しばらくは見て楽しむことにしたいと思います。

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絶句・・・

本日の産経新聞Web版が伝える菅首相の動向ですが、呆れて二の句が告げません。

>首相がまた愚痴「一生懸命やっているのに・・・」

菅直人さん、貴方には日本国のリーダーとしての矜持があるのでしょうか?泣き言を言うのも大概にして下さい。震災から既に2週間以上が経つのに、福島第一原発の事故処理は予断を許さない状況であり、被災者に未だ安定的な食糧の供給が行き届かないなかで、どうしたらそのような軽口が叩けるのでしょうか?貴方の政治家としての資質には多くの国民が疑問符を付けざるを得ない状況なのに、まだ自画自賛しているようでは本当に救いようがありません。

政治家は成果を残して当たり前であり、実績が残せなければ自らその職を辞するのが当然です。もし、貴方が本当に「一生懸命やっているのに・・・」などと思っているのなら即刻官邸を立ち去るべきなのです。お願いですからどうかそのことだけは自覚して下さい。

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桜咲く

東日本大地震を受けて東京の井の頭公園では花見の自粛要請が出たそうですが、担当部署は何を考えているのでしょうか。今回の震災は未曽有の規模で、完全復興までに何年かかるか分かりませんし、そのためには莫大な資金が必要です。と言うことは消費者には大いに金を使ってもらい、税収の足しにするじことを考えなければなりません。無駄遣いはいけませんが、適正な消費は経済の維持に必要だと思います。

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今日は災害時の炊き出し訓練を兼ね卓上カセットコンロなどの燃焼器具を持参して、いつも花見をする公園にメンバーが集いました。普段あまり使用していない器具には思わぬトラブルがあったりして、日頃のメンテナンスの大切さを改めて教えられました。

今年は低温傾向が続いていますので、例年より開花のペースは遅いようですが、それでも季節を忘れずにしっかり咲いてくれました。

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現在は大変な試練の真っ最中ですが、我々日本人の桜花を愛でるDNAは健在だったようでこの花を見ると大い感慨が湧き出します。

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今日は例年よりも低い気温でしたが、それでも穏やかな陽光を浴びて、午後には新たな花がいくつも花開いていました。被災地に桜が咲くのはもう少し後でしょうが、桜を見て少しでも被災者の心が安らぐことを祈って止みません。

 

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電波時計

初めて電波時計を買いました。きっかけは今回の地震でした。以前から電波を受信して正確な時刻を表示する電波時計の存在は知っていましたが、日常生活でそれほどの正確さは必要無かったのでこれまでスルーしていました。ところが、福島県にある標準電波送信所が地震によって機能停止に陥っており復旧の目途が立っていないという事を知り改めて電波時計に関心をもつことになりました。

仕事帰りにホームセンターの時計売り場を覗いてみると、ありました。ピンからキリまで様々な種類がありますが、キリはなんと980円です。これで、秒単位の正確な時刻を教えてくれ、カレンダーも自動的に表示してくれるのですから、技術の進歩に感謝です。今から40年ほど前、時計の能力を表す指数に月差(げっさ)と言うものがありました。つまり、1月の間にどれくらいズレが生じるかを表したもので、当時の超高級腕時計で2~3秒程度だったと思います。私が使っていた時計はそんなに高いものではありませんでしたので月に10秒程度くらいズレたように思います。

現在、福島の「おおたかどや山」送信所の電波は止まったままなので、上手く動いてくれるか一抹の不安がありましたが、恐る恐る時刻合わせのボタンを押すと10分ほどして見事正確な時刻を表示し始めました。実は九州にあるもうひとつの標準電波送信所である「はがね山」送信所の電波は正常に送信を続けていますので、こちらの電波が受信できる電波時計は使用が可能な訳です。電波時計とはこれから長い付き合いになりそうです。

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復興財源論議を

統一地方選がスタートしました。あらかじめ予想された候補たちが早速街頭演説を始めましたが、首長レベルということもあってか、復興財源に言及するものはありませんでした。政府試算によればインフラの再興には約25兆円が必要とのことで、新たな財源の創出は避けられません。当然法人税の減税は取りやめて、暫定特別税率による上乗せも検討されなければなりません。また、その金額規模の妥当性が問われる外貨準備高は100兆円を超えており、一部取り崩しをすべきと考えます。

しかし、与野党ともこの統一地方選を意識してか、増税についての論議がまったく聞かれません。これは極めて不適切で無責任な態度だと思います。両者とも早急にこの点についての具体的な構想の立案、提示が必要ではないでしょうか。

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政府自らが風評被害を作っているのでは?

  東日本大地震から早2週間が経とうとしていますが、政府の対策は遅々として進んでいません。本来陣頭指揮で被災者に希望を与えるべき菅首相は官邸に籠ったままで、存在感がまるで感じられません。更に、水や農作物に対する放射能汚染についてはもう支離滅裂としか言いようがありません。これらの安全基準は年間を通じて蓄積した数値を考慮して設定されているのに、たかだか数週間のスパンで云々することが全く無意味です。しかも安全を訴えながら、摂取を控えるよう呼び掛けるのではマッチポンプとしか言いようがありません。

現在伝えられるレベルでは通常に摂取しても全く問題ないのです。もし、この先1ヶ月後にも同様の数値であった時に初めてどう対処するか決めれば良いことで、あまりに目先の事象にとらわれ過ぎているしか言いようがありません。政府の慌てぶりに、農家は早くも葉物野菜の収穫を諦め、廃棄を初めてしまいました。何のことはありません、政府が風評被害を撒き散らしているのです。

我々消費者はアホな政府の口車に乗らず、落ち着いた消費行動を取りたいものです。

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予備自衛官について

軍隊には正規軍と予備役があります。平時と有事では必要とされる兵員の需給ギャップが大きいため、普段は一定数の兵員でやり繰りし、それ以上の要員は必要に応じて予備役で賄えば経費が最小限に抑えられるという考えです。我が国でも同様に正規の自衛隊員の他に予備自衛官の制度があります。自衛隊の平時の隊員数は約24万人ですが、約6万人の予備自衛官がいます。今回の東日本大地震では制度発足以来初めて予備自衛官が招集されています。

予備自衛官は大きく分けると一線部隊の任務に就く即応予備自衛官と駐屯地の警備など後方の任務に当たる予備自衛官に分けられます。予備自衛官は年間5日、即応予備自衛官の場合はスキルの維持が必要なため、年間30日の訓練が義務付けられています。しかし、問題なのではと思われるのはその待遇です。予備自衛官の場合、月々の手当は4000円、訓練1日当たりの日当が8100円と首を傾げたくなるほどの少額です。いかに後方の任務とは言え、有事には常に危険と隣り合わせになるのですから、それなりの待遇が必要なのではないでしょうか。

地震以外にも、近年風水害や火山活動等自然災害における救援のための出動が増えて来ています。いざと言う時、大いに活躍してくれる人材を確保するためには今の待遇を見直す必要があるのではないでしょうか。

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恵みの雨であって欲しい

当地は雨の朝です。被災地の一部にも雨が降り注いでいるようですが、現地は大量のがれきで粉じんの発生もひどいようです。雨は救援活動には妨げになるかも知れませんが、粉じんの抑制や洗い流しの効果が期待できます。また農産物に付着した塵も洗い流してくれます。復興への道はまだまだこれからですが、着実に歩みは進んでいるはずですからどうか希望を失わずに晴れる時を待って欲しいと願っています。

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イベント自粛について

各地で様々なイベントが中止となっています。確かに安全の確保に疑問符が付いたり、交通手段に不安があるようでしたら仕方ないと思いますが、震災とは遥かに離れた地域でさえも犠牲者や避難している方々に鑑みというのはいささか問題があるのではないでしょうか。現在の率直な国民感情としては、不幸のどん底で苦しんでいる人がいる時にイベントを開催をすることに違和感を持つ人がいても仕方がないかもしれません。しかし、どんな小さなイベントでもそれを行う目的があるはずで、震災があったからとしてそれを挙行することに何の問題があるのでしょうか?更には中止となれば、事前に投入した経費や労力が全く無駄となってしまいます。

被災者に配慮することは当然のことですが、この先避難生活が長期化することは避けられません。その中で援助疲れや避難疲れの問題が表面化するのではと密かに心配をしています。
例えにはならないかもしれませんが、所得の減少などで節約生活を送る場合でも、あまり長期になると節約疲れが問題となってきます。要はやせ我慢はお互いのためにならないのではないかと言うのが私の主張です。必要以上に世間の目を気にし、本来の趣旨を忘れてイベントを中止するのは批判を避けるための逃避でしかないのではないでしょうか。もし、被災者のことを思うのであれば、イベントの中で犠牲者を悼み、被災者のために支援を呼び掛けるのが前向きの対応ではないかと思います。

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ハクモクレンの花

人間社会の大混乱をよそに季節は確実に移って行きます。通りすがりにハクモクレンの白い花が咲いているのを見かけたので、一旦家に帰ってカメラを持ちだしました。

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他所のお宅の庭の真ん中なので、道路から望遠レンズで失礼しました。撮影できる位置が限られているので、ちょっと逆行気味のアングルです。見事な開花ぶりに、通りかかった人々が盛んに感嘆の声を挙げて行きました。

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東京九段会館で地震に被災して亡くなった女性のご主人が「友人達を招いて自宅の庭の桜の下で夫婦で花見するのが楽しみだったけれど、これからは桜の季節になると悲しみを思い出すことになるだろう」と語っていましたが、一年後どんな気持ちでこの花を眺めることになるのでしょうか。

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輸送艦おおすみが救援物資を輸送

本日早朝、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」(基準排水量9800トン)が救援物資多数を積んで仙台港に入港しました。被災後仙台港への海自艦船の入港は初めてとなります。「おおすみ」はインドネシアでの訓練に向けて航行中でしたが、途中で引き返し横須賀基地で救援物資を満載して17日に出航していました。報道では何故か浜松市からの提供品のみが取り上げられていましたが、静岡県や他の自治体からの物資も含まれていたようです。静岡県は東海大地震の発生が以前から懸念されていることから災害への取り組みが他の地域よりも進んでいると言われ、物資の集積も多かったからかも知れません。

浜松市のHPを見ると、現在は個人レベルの物資提供は現地を混乱させる恐れがあるとのことから自治体レベルで物資提供を行っている旨が記されていました。また被災地では移動手段が極めて限られていることから、市民に不要の自転車の提供を募っていますが、中には新車を提供した篤志家(法人かもしれませんが)もいたようです。

このようにやっと物資輸送が本格化しつつありますが、現地では明日以降本格的な雨が予想されており、速やかな援助物資の配送が急務となりそうです。

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原発事故、峠は越えられたか?

昨日は福島第一原発で自衛隊が大きな仕事を成し遂げました。3号機に空からCH-47へりから海水30トンを投下して冷却水を補充することに成功しました。また、陸からは防護付きの消防車からの放水を行いました。今のところどちらも具体的な成果は明らかになっていませんが、燃料棒の崩壊熱を抑制することに大きな期待がかかります。幸い、原子炉格納容器には大きな損傷はないようですから、このまま冷却水のレベルを維持できれば事態は長期的には鎮静化に向かうのではないでしょうか。一帯の放射能レベルがどうなるのか、今日一日が峠のような気がします。

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被災者にロードマップを

今日は当地では寒い朝となりました。地震で避難所生活を送っている方々は衣類は勿論、暖房さえもままならないと報道されています。今日で発生から1週間、想定外の規模だったとは言え少し救援のペースが遅いように思われます。被災者は物心両面の被害を受けて深い絶望感に襲われています。何時までにどんな救済を受けられるかと言うことがあらかじめ分かっていれば、そこに希望が生まれるかもしれません。

県、国レベルでいつまでにどんな救済の手を差し伸べられるか救援のロードマップの提示が必要ではないでしょうか。

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地震が南下しています

東北地方の被災地では、まだまだ救助の手が十分行き届くまでは行っていないようです。福島沖でM9.0の地震が起きて以来、長野県北部や関東地方を震源とする地震が多く発生していますが、本日午後10時31分には静岡県東部を震源とする震度6強の地震が発生しました。現在の所、被害の様子は明らかではありませんが、新幹線は東京、浜松間で緊急停止したようです。

従来、静岡県の沖合を震源とする東海沖地震と和歌山県東部から愛知・三重県沖を震源とする東南海地震の連動が危惧されていますが、東日本の地震以来プレートの歪の解放がゆっくりと南下しているようにも感じます。勿論、素人考えですから全くの見当違いなのかもしれませんが、とりあえず最悪の事態を想定しておくことも悪いことではないと思いますので、この際我が家でも防災体制を見直したいと思います。

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私たちに足りなかったもの

東日本大地震は時間の経過と共に被害が拡大していますが、被災者の生活再建の困難さを思うと差し伸べる言葉さえ思い浮かびません。それにしても地震から相当な時間が経ってからも新たな火災が多数発生しています。平時なら直ぐに対応可能なのですが、道路などのインフラが破壊された状況では、消火活動一つを取っても大変な困難を強いられます。

このような状況下では消防車による消火はまず無理です。燃料タンクや被災家屋の大規模火災など地上からの消火の手段が奪われた大規模災害時には空からの消火手段に頼るしかないのではないかと思います。空からの消火は、山林火災などでは以前から消火剤の投下が行われていますが、阪神淡路大地震でも大量の水の投下は行われませんでした。海外では水上飛行機が湖水や海水を給水して火災上空から投下する映像を見かけます。

我が国は海上自衛隊がUS‐1改、US‐2の飛行艇を保有しています。本来は海上における救難者の救助を行うのが主目的ですが、地上からの消火が困難な災害用に消火目的に使える機体の整備を図るべきではないでしょうか。また、救助車両や物資の運搬に使用する輸送艦は現在おおすみ級が3隻あるのみです。北海道の救援部隊を移動させるのに米軍の艦船に頼らなければならないようでは、防衛出動はおろか今後も予想される災害に対応しきれないのではないでしょうか。

限られた財政下で無駄遣いを控えるのは当然のことですが、地球よりも重いとされる人命を救うために一定のコスト負担は仕方ないと考えます。災害を防ぐために防災構造物や高強度の建造物などのハード面の拡充には大変なコストがかかります。しかし、災害時に被害をより少なくすることにかかる費用はそれよりもはるかに少ないコストで済む筈です。もしあれがあったならと後で後悔することがないように、今回の災害を教訓に必要な装備を備える検討も必要なのではないでしょうか。

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善意を装った悪質チェーンメールにご注意を

複数の知人から、ケータイに今回の地震に関する電力会社間の電力融通に協力する意味合いで節電を呼び掛けるメールを多くの人に送信するよう呼び掛けるチェーンメールが送られてきました。現在このようなメールが世間を惑わせているようでネットで ○○電力節電 または ○○電力チェーンメール でググると沢山の書き込みが見られます。あわてて転送する前に事実関係を確認して下さい。

念のため電力会社のHPを確認しましたが、そのようなことは当の電力会社が関知していません。また政府からもそのような働きかけはありません。今回の地震に関わらず、節電事態は必要なことだと考えますが、真偽の定かでないチェーンメールを送ることは「風説の流布」に加担しかねませんので、自身で事実関係を確認することをお薦めします。

ちなみに日本は富士川を境にして電気の周波数が50、60Hzと分かれていますので、周波数の異なる地域から単純に電力を融通することはできません。その場合には交流を一旦直流に置き換え、再び交流に戻し目的の周波数に置き換えなければなりません。今回のチェーンメールはそのことを全く無視した文面で、私には多くの善意の人々をだまし、場合によっては携帯電話のサーバーを混乱させかねない悪意のメールとしか思えません。

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想像を超えた世界

昨日は終日テレビの前にくぎ付けでした。次々と写し出される映像はどれもショッキングなものばかりで、胸が押しつぶされる思いでした。陸前高田市は見渡す平野部に木造の家屋は一軒も見当たらない惨状です。多くの人的被害があったであろうことが容易に想像でき、これからの生活再建がどれだけ困難になるのか見当も付きません。

映像を見る限り、地震の揺れに耐えた多くの建物が10m近い津波によってなぎ倒されて行きました。南三陸町では現在1万人近い町民の安否が不明のままとのことですが、連絡が途絶えたままの消防本部のビルの三階部分まで津波による痕跡があることを見れば、一人でも多くの方が無事で救出を待っているだけであることを願わずにはいられません。

この地域は過去大きな津波災害を経験しており、防潮堤などのインフラも他の地域に比べて整っていたようですが、それをいとも簡単に乗り越えて津波は襲来して来ました。今後防潮堤の高さの設定基準が問い直されることになるのでしょうが、それ以上に住民が安心して避難できる高さを持った高層ビルなどの避難場所の確保が急がれるのではないでしょうか。

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国難を乗り越えよう

関東地方にまでおよぶ東北各県を襲った今回の地震は、悪夢としか思えない未曾有の大災害ですが、あまりに規模が大きすぎて未だ被害の全容さえ掴めません。まさに国難と呼ぶにふさわしい激甚災害です。海沿いの集落どころか、津波によって市街そのものが壊滅したとの情報もあり、死者は数千人規模に及んでしまうのではないかと思われます。政府は昨日のうちに米国政府の申し出に応じて、米軍による災害援助を要請しています。

今為すべきことは、まず人命救助、そして被災者の安全確保への支援です。現在は消防、自衛隊が組織を挙げて救護活動を行っています。菅首相も今朝早くヘリコプターで被災地の視察に出発しましたが、今後何をするにも資金が必要になります。現在野党は与党を追い詰めることだけを主眼に行動していますが、流石にこの局面ではそんなことは許されません。一刻も早い予算措置を講じて被災者、被災地の復興支援に当たって欲しいと切に願うばかりです。

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珍発見

朝の通勤の際に、マグボトルに詰めたホットコーヒーで信号待ちを落ち着いた気分で過ごしていることは以前に書きましたが、今朝はついうっかりしてコーヒーを詰めながら持って出るのを忘れてしまいました。帰ってからキャップを開けると案の定すっかり冷めてしまっていました。もったいないので飲むことにして口をつけたら、あ~ら不思議。なんと缶コーヒーの味と風味がします。個人的には缶コーヒーの風味は好みではありませんが、あの独特の風味は容器に密閉されたからだったのかも知れません。

レギュラーであれ、インスタントであれコーヒーはやはり淹れたてがよろしいようです。 

                                              cafe

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欧米の逡巡の不思議

リビアの混乱が続いています。政権側は豊富な資金を基に、外国人の傭兵部隊を投入してためらうことなく国民に発砲しています。また空軍力を誇示して群衆に対して銃、爆撃さえしている模様です。これに対し、一部の国から飛行禁止空域を設定して民衆の被害を防止すべきとの声が上がりましたが、未だ実現していません。飛行禁止空域の設定に対してはアラブ諸国からも賛同の声がありますので、早期に実現して欲しいと思います。

リビアは主要な産油国であり、このまま事態が長期化すれば原油価格の高騰が常態化する恐れがあります。リビア国民の生命の安全確保はもちろんですが、原油高が貧しい国の経済に大きな打撃を与えかねないことを考えれば、残された時間はあまりないのではないでしょうか。

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官と民のギャップ

ロシアのスホーイが開発中のリージョナルジェット機An(アントノフ)-148がテスト飛行中に墜落し、乗員6名が亡くなりました。An-148は輸送機An-72/74をベースにした民間向けの旅客機ですが、情報によれば技術的に問題をかかえており、米国のB-737が2842時間、エアバスA319-100が5355時間毎に技術的問題が発生するのに対し、349時間毎問題が発生すると言われていました。今回は、はからずもそれが的中した格好になってしまいました。

一般的に軍用機は性能を何よりも優先する為に、民間機に転用した場合高コストが問題になります。我が国の救難飛行艇US-1,2の場合も高性能な着水能力を生かして民間転用が検討され続けていますが、高コストがネックとなって現在のところ実現していません。An-148の場合はユニット価格が25億ドルとされていますが、コスト的に無理を強いられたのかも知れません。

先日は米国の地球観測衛星「グローリー」を搭載した、トーラスXLロケットがフェアリングの分離ができずに打ち上げに失敗しています。米・ロ・中などの核を保有する弾道ミサイル保有国はその開発段階においてロケット技術を磨いてきました。したがって、その延長線上にある民生ロケットの打ち上げには技術的ハードルは低いものと思われるのですがどうしたことでしょうか。そう言えば、同じく核保有国のインドも最近はロケット打ち上げの失敗が続いています。

資金がふんだんに使える軍事用と予算の制約が厳しい民生用、両者の間には想像以上の壁があるのかも知れません。

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糾弾よりも創造を

前原外相が献金問題の責任を取って辞任しました。個人的な感想ですが、4年分20万円の献金で国会議員が思想信条を売り渡すとはとても思えません。語弊があるかも知れませんが、この程度で大臣の職を辞していれば、ただでさえ大臣の重さが内外から問われている状況を悪化させるだけではないでしょうか。

自民党は与党時代には野党は追求ばかりで建設的な具申をしていないと批判していましたが、現在はどうでしょうか?やはり同じように追求ばかりで、建設的な提言をするのをあまり聞いたことはないような気がします。尖閣問題で海上保安庁の後押しをしなければならない時に、保安官のビデオ問題で所管する馬淵国交大臣を辞任させ、今回は同様に外相に辞任を迫りました。自民党的には与党の失点は大きなポイントゲットかも知れませんが、日本国にとっては大きな痛手です。これでは中国が喜ぶだけで、外交の独自性確保どころの話ではありません。

また京大の入試におけるカンニング問題で、脳科学者の茂木氏が京大の責任を痛烈に批判しています。勿論カンニングは許されるものではありませんが、様々な情報によれば京大における試験監督はいい加減で、容疑者の少年によれば監督官は自席に回ってくることはなかったそうです。もしそうであれば、尻ポケットに財布を突っ込んでわざわざ人混みの中をうろついてスリの被害を訴えるようなもので、容疑者をその気にさせてしまうような管理体制についての反省の弁はないままに、容疑者の行為だけを責めるのは如何なものかと思います。

他人を批判するのは容易いことです。でも、どうすれば良かったのか、良いのかを的確にアドバイスするのはとても難しいことです。文句を言うことは構わないのですが、それに加えてあるべき姿を付け加えることを忘れるべきではないと考えます。

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夢の跡へ

山合いを流れる天竜川が大きく東に屈曲する場所は戦国時代以前は軍事上の要衝でした。そこに築かれた二俣城は徳川と武田勢が存亡をかけた争奪戦を繰り広げた歴史の舞台ですが、江戸時代になって廃城となり荒廃してしまったので構造などの詳しい記録が残っていません。今日は浜松市文化財課の主催で、先月末から行われている発掘調査の現地見学会が開かれたので行って来ました。

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天竜川左岸の堤防上から見た二俣城跡全景です。当時ここは二俣川が天竜川に流れ込む合流点でしたので、二俣城は西側を天竜川、南側を二俣川と言う天然の堀に守られた堅城でした。ただ、天竜川の水位が上昇すると二俣川の水位も上昇してしまい幾度となく洪水に見舞われたので、難工事の末に現在の場所に流路を変えています。

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旧二俣川を挟んで対岸に位置する鳥羽山城の大手門跡です。ここは武田側に落ちた二俣城を奪い返すために家康が築いた陣地跡に築城された城で、本丸跡には庭園が築かれた戦国の城としては大変珍しい城です。

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鳥羽山城大手門へと続く大手道。道幅は6mもあり、この城の格式の高さが判ります。

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試掘によって大手道の北側の斜面から発見された石垣。当時は今よりも1mも下がったところが路面でした。鳥羽山城跡は近代になって公園として活用され、私も小学校時代に遠足で来た覚えがありますが、遊具などがあって当時は城址だとは思いませんでした。それだけ人の手が入ってしまっていたのでしょう。

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二俣城井戸曲輪西端から見た鳥羽山城。二俣城は水源を天竜川の流れに頼っており、この反対側は急峻な崖となっていてそのまま本流の流れに落ち込んでいます。当時はここに櫓を組んで流れから直接水を汲んでいました。

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二俣城天守台。石垣を築いたのは1590年に家康から城を引き継いだ豊臣家家臣で、三中老の一人だった堀尾吉晴です。吉晴は同時期に浜松、二俣城を石造りの城に改築し、鳥羽山城を築城しました。これは駿府、そして江戸へと東の地に移封された家康の反攻に備えた秀吉の命によるものと思われます。浜松城同様にここにも天守を建てるつもりだったのかも知れませんが、現在までに礎石らしきものは見つかっていません。1600年には関ヶ原の合戦の功績によって出雲に移封になっているため、工事半ばで築城が中断されてしまった可能性も考えられます。
また、鳥羽山城の築城に際しては、一旦築いた二俣城の石垣を転用したとの話もあるようなので、もしかしたら家康への傾倒の過程で、信長の命によって自刃して果てた家康の嫡男、信康を慮った可能性も考えられます。

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二俣城は大手門の先に二の丸があり、その北側に本丸があります。二の丸と本丸の間には中仕切り門が築かれており、昨年度発掘調査されていました。中仕切り門は二の丸側から90度曲がった位置に築かれており、その通路上には石段があったのではないかと考えられ、今回の発掘となりました。しかし右手の土塁を含めて後世の手が入ってしまっていることが確認され、今回の発掘では詳細は判りませんでした。また発掘されていない二の丸跡も保存状態が芳しくない事が予感されるということです。

浜松市では今後も発掘を続けて城の全容を明らかにし、現在は鬱蒼とした木々に覆われていますが、地域の了解を得ながら整備を図って行きたいと言うことです。

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氷が張った

春は名のみ・・・は早春賦の一節ですが、今朝はその通りの寒い朝となりました。外に出ると水のたまった田んぼに一面の氷が張っていました。1月、2月の厳寒期にも中々見られなかった光景です。春はもうすぐですが、もう少し寒い日々が続きそうです。

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世間知らず

民主党の渡辺浩一郎議員ら16人は、先に民主党からの会派離脱表明をしていましたが、昨日は衆議院の予算採決の本会議を集団で欠席しました。理由として小沢氏に対する人権侵害を挙げていますが、認識不足も甚だしいのではないでしょうか。

検察審議会の強制起訴に対して、小沢氏本人も制度そのものに異議を唱えていますが、お門違いもいいところです。小沢氏は政治資金を私的流用して不動産を取得した嫌疑を受けており、先に行った釈明はとうてい承諾できるものではありませんでした。

にもかかわらず、集団で採決を欠席するなど反党は明らかです。執行部は今後を睨んで、甘い処分で済まそうとしようとしていますが、彼らには少しも悪びれる様子は見られません。 常識的に考えれば即除籍処分が妥当です。

国民が自分たちの生活に窮乏感を感じている時に、自分たちのボスである一議員の立場を一方的に主張している様は議員としての自覚を著しくかいているとしか言いようがありません。

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スズメバチの進化

F‐4EJファントムの後継となるF‐Xの選定はまだまだ迷走中のようです。一方F‐35の開発も何時完了するか目途が立たない状況で、日米ともに戦闘機の将来的展望は視界不良が続いています。そのような状況下で、自衛隊の現在の主力機であるF‐15のメーカーであるボーイング社はRCS(レーダー投影面積)を低減したF‐15の発展型をサイレントイーグルと称して提案していました。

一方F‐35、ユローファーターとともに候補に上がっているF/A-18は航続距離が短く、機内兵装ではなくミサイルなどを主翼下に吊り下げるなどによりステルス性が落ちるとの指摘がありました。そんな中、ボーイング社がF-15同様に機体の周囲にコンフォーマルタンクを装着し、ミサイルを収容するウェポンポッドを搭載したF/A-18の発展型を飛行させました。ポッドの空力特性で超音速での飛行性能は落ちるものと推測されますが、エンジンの高出力化によって、亜音速付近の飛行性能は確保出来たように思われます。

南西地域の防衛を考えた場合、対艦攻撃可能な機種が不足しているのは誰の目にも明らかになっています。この対艦攻撃機の後継として考えれば、F/A-18改良版は空自が必要としている要素をかなり満足させるのではないかと思われます。もし飛行特性がそこそこであれば、サイレントスーパーホ―ネットも悪くない選択なのかも知れません。

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