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2011年4月29日 (金)

次期輸送機美保基地から配備予定

現行の空自C‐1輸送機の後継として開発中の次期輸送機C-2ですが、米子市議会の全員協議会への説明で、本年度の予算で調達される2機を2014年度に鳥取県美保基地に量産配備する方針のようです。C‐1は国防強化に難色を示した野党への迎合によって、沖縄返還前の設計とは言え、入間基地から那覇空港までノンストップでの飛行が出来ない程、航続距離を抑えられてしまいました。

現在、国連決議に基づくPKO活動や国際緊急救助活動など、我が国に期待される国際協力は年を追うごとに高まって来ており、次期輸送機では搭載重量の増加や航続距離の延伸、飛行速度の高速化など世界の一線級の輸送機と比べても同等以上の性能を目指しています。2010年初飛行の試作1号機は既に防衛省に納入済みで、現在飛行特性の取得に向けて試験飛行が繰り返されています。

また試作2号機も本年1月には無事初飛行を終えており、近い将来防衛省に引き渡されるものと思っています。防衛省ではこれらの試作機を駆使しながら、次期輸送機の開発は2012年度の開発完了を目指しています。今回のような震災や、南西諸島での有事には極めて有能な働きをするものと期待されています。

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コメント

C‐1輸送機の航続距離がそんなに短いとは知りませんでした。

海外への援助物資輸送に民間機をチャーターしていたのはそのあたりの事情もあったのかと納得しました。

投稿: みかん箱 | 2011年4月30日 (土) 12時57分

みかん箱さん、コメントありがとうございます。我が国は独立国としての存続を許さないかのような、国防の為の装備の保有を否定する憲法の条文を改訂する努力を放棄し続けてきました。

条文を都合よく解釈することで問題を先送りし続けて誤魔化してきましたが、その過程で戦闘機は爆撃照準装置や空中給油機能を外されたり、全通甲板を持った輸送艦は外観が空母に似ているからと外洋へ出た時に船体を安定させるためのスタビライザーの設置さえ許されませんでした。インドネシア大地震で海外派遣された時にこの不具合に悩まされたことから慌てて後日装備で改装することとなりましたが、一事が万事で、このような装備にもかかわらず、国防の重責を担ってこられた自衛隊の方々には本当に頭が下がります。

C-1は当時の政治状況の犠牲となって8トンの貨物を積載すると1200Kmしか飛べませんでした。天候悪化時などは安全面でも大いに問題で、これではまともな運用ができず、折角国産機を開発する能力がありながら、調達を打ち切って航続距離の長い米国のC-130を購入し直す屈辱を味わうことになってしまいました。

C-2はこの反省をもとに、C-1並みのSTOL性を確保しつつ、積裁量と航続距離、飛行速度の全てでベストセラー機C-130を上回る野心的な機体で、12トンの積載量ではC-1の5倍以上の6500Kmを飛ぶことが可能です。更に最大離陸重量がC-1の3倍になりながら、騒音は下回ると言う世界に誇れる優等生の飛行機です。

投稿: 雨辰 | 2011年4月30日 (土) 13時55分

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