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2011年6月25日 (土)

粛々と

中国海軍艦船が宮古島近海の公海上を通過して物議をかもしましたが、フィリピン東方の海上でロシアの情報収集艦に哨戒ヘリコプターを至近距離まで接近させると言う挑発行動を起こしていたことが明らかになりました。また、これとは別に我が国EEZ(排他的経済海域)内の宮城県金華山沖で無断で海洋情報の調査活動を行なっています。

中国は他国に対しては自国の権利を強く主張し、ベトナムやフィリピンなど軍事的に格下の国には威圧的な態度を取り続けて、他国の権利については尊重どころか全く無視する暴挙を重ねています。折から、ウクライナから不正な手続きで入手した旧ソ連で建造された空母ワリヤーグを近々就役させると噂され、周辺国の緊張を高めています。

かつて、艦船を攻撃するには艦砲による砲撃か、航空機による魚雷攻撃が中心でした。これらは有効射程の問題で、かなり接近する必要がありましたが、現在は艦対艦か空対艦ミサイルの攻撃が一般的となっています。勿論、潜水艦による魚雷攻撃も補足さえできれば今でも有力な攻撃方法です。

マスコミは盛んに中国海軍の脅威をあおっていますが、それなりの備えがあれば十分対抗は可能なので必要以上に恐れる必要はありません。我が国では現在強力な対艦ミサイルを配備済みですし、将来に向けてXASM-3と言う超音速対艦ミサイルを開発中です。一朝有事の際にも十分対処可能な能力を保持していますので、慌てず、騒がず、粛々と体制を整えて国益を守れば良いだけではないでしょうか。

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