政治空白の刷新を
27日に民主党の代表選が公示され、やっと菅退陣が現実のものとなります。近年、日本の政治力の劣化は甚だしく首相は毎年交代する有様です。これは政権与党が、「選挙に勝てる顔」を最大の基準として総裁・代表を選出した結果で、米国大統領選のように長期間かけて、あらゆる分野の課題についての見識を問う方式を取り入れないと何度でも同じことを繰り返してしまいます。今回もわずか5日間で事実上の首相を選ぶと言うのは大いに問題だと思います。
菅首相については指導力の欠如は明らかでした。ただ対外的な影響を考え、何とか周辺が支えて任期を全うするのが国益と考えましたが、その迷走ぶりはあまりにひどく早期退陣が必至となっていましたが、本人にその自覚が全く見られなかったのお粗末の一語に尽きます。
現在前原氏が最有力候補と見られていますが、本人が述べているように菅氏による政治不信を払しょくし、民主党再建ではなく国民生活の再建の視点で速やかにこの国を再建できるように、挙党一致できる体制を構築してほしいものです。震災復興、財政再建、年金問題など問題は山積ですが、新代表が大局的見地に立って取り組むことを期待します。
※お詫び 民主党代表選は既に事実上のスタートを切っておりますが、正式には27日(月)が公示日でした。公示済みと勘違いして記事を作成してしまいましたので内容を訂正し、お詫びいたします。(8月26日)
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