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2011年8月12日 (金)

硫黄島が水不足

もうすぐ8月15日が巡ってきますが、太平洋に浮かぶ硫黄島も国の行く末を賭けて日米両軍が戦火を交えた激戦の跡地です。本土防衛上の要衝と位置付けてこれを死守しようとした日本軍と、本土攻撃の為の障害を徹底的に取り除こうとした米軍はこの島で文字通り死闘を繰り広げ、日本軍2万人、米軍6800人の死者を出す壮絶な戦いとなり今なお多くの日本兵の遺骨が埋もれたままとなっています。

戦後硫黄島は米国から我が国に返還されましたが、今なお活動を続ける火山島と言う事もあって、旧島民の帰島は許されていません。現在は海上自衛隊の硫黄島航空基地隊と航空自衛隊の硫黄島基地隊の隊員が駐留するのみです。硫黄島は年間に20cmも隆起をし続けているため、船舶を横付けするための桟橋を作ることができません。必要な物資・資材はおおすみ型揚陸艦を使い、エア・クッション艇で陸揚げするなどその維持には大変苦労しているようです。

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ところが、最近になって今年は硫黄島周辺降水量が少なく、島で必要な水がいずれ底を突いてしまう見通しであることが伝えられました。海水から淡水を作る装置もあるようなのですが、貴重なエネルギーを使う必要があるためか天水に依存する割合が大きいようです。今のところ改善の兆しが見えず、仕方がないので駐留する隊員を減らして水不足に対応する方針のようです。

平和な状況下でこの有様ですから、当時の守備隊の苦労は筆舌に尽くしがたいものであったろうことは容易に想像されます。現在日本各地は猛暑に見舞われていますが、比べ物にならない苛酷な環境下にあってなお国を守るために戦火に倒れられた多くの犠牲があって今日があることを決して忘れてはならないと改めて強く感じた次第です。

Photo

空自F-15J戦闘機

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