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2011年9月16日 (金)

浜松にも土砂ダム

台風12号は紀伊半島を中心に各地に甚大な被害をもたらしました。政府は激甚災害に指定して復興支援する模様ですが、映像から見る被害の様子はあまりにすさまじくて、その道のりの困難さが思われます。ところで、土砂崩れに伴って土砂が河川を堰き止める自然のダム、土砂ダムがいくつか見つかって二次災害が心配されています。

そんな中、台風の直接の被害を受けなかった浜松市北部の水窪ダム上流で航空自衛隊が飛行中に土砂ダムを発見して、地元営林署に通報していたことが明らかになりました。報道によれば自衛隊機による発見が7日、8日に営林署職員が地上から確認し、10日にはヘリで全体の状況を確認したとのことです。14日に国、県、市の関係者が合同で調査し、長さ、幅とも200m程の土砂が沢を堰き止めダムとなっていましたが、周辺の地理的状況から下流への危険性は少ないと判断されました。

Photo_2

水窪ダム上流の戸中(とちゅう)川本流、戸中林道戸中ゲート付近の蓬莱橋から。

現場は南アルプス深南部の不動岳(2171m)の西側にある六呂場山(ろくろばさん1747m)に突き上げる戸中川の中俣沢で、戸中川への合流点から少し遡った地点と思われます。現場周辺は大変に地質が悪く、六呂場山に通じる林道は斜面の全面崩壊によってもう何年も前から修復は放棄されたままとなっていました。今回の現場は林道や登山道からは外れているため、登山者などへの直接的な影響はないものと考えられますが、この地域はフォッサマグナの上に位置している為、周辺の場所でも注意が必要と思います。

Photo

写真左端の山が不動岳で、現場は左下方向になります。周辺の山は山体西側が崩落している事が多く、中でも鎌崩岳(2075m)の稜線はボロボロで、その名の通り大変薄いナイフリッジ状になっています。この稜線上の通過は大変危険で過去何回も遭難事故が発生しています。

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