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2011年9月30日 (金)

国産航空機を作り続けること

27日、航空自衛隊のF‐2戦闘機94号機が三菱重工から防衛省に引き渡され、生産が終了しました。我が国はこれまでエンジンを含めて米国製の戦闘機をライセンス生産することで、航空産業の技術を維持するとともに、高い稼働率を可能にしてきました。これに対し早期警戒機のE‐2Cは完成機の輸入でしたが、部品供給が米国防総省を通しての売り渡し、対外有償軍事援助(FMS)となることから納期がかかり過ぎ、稼働率の低さに泣かされ続けたとのことです。

折しもお隣韓国では就役中の李舜臣級駆逐艦6隻で、輸入に頼っている主要部品が手に入らず、共食い整備をしているため現在稼働可能なのは1隻のみと韓国議員が明らかにしました。我が国の艦船では特殊なケースを除いて国産化率が高いため、このようなことは聞いたことがありませんが、うわさでは生産終了から年数が経ち過ぎたF‐4EJの部品が枯渇し、海外から中古部品を調達したとの話もあります。現在F‐Xの選定が進められていますが、このような話を聞くと何らかの形で国内で生産することの大切さが改めて思われます。

我が国では現在次期対潜哨戒機P‐1と次期輸送機C‐2を開発しています。世間では開発リスク、コスト高から海外製の輸入を主張する意見もありましたが、このようなことを考えれば国産にこだわるのも当然と言えます。しかも、米国で開発中の哨戒機P‐8は双発旅客機からの転用で、本来必要な低速飛行に苦労し、開発は遅れ気味です。また、欧州共同開発のエアバスA400Mも機体重量の増加から開発が遅れに遅れ、機体価格の上昇を招いています。

航空機の製造には高い技術が求められますから、当然運用する側にもそれなりの整備や技術力が必要です。これらを相手国に頼る一方では技術力は低下する一方ですし、相手のペースでしか物事は進みません。この先どのような状況になるのか予想も付きませんが、やはり航空機を作り続ける国であって欲しいと思います。

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