三菱重工にサイバー攻撃
各種ミサイルや戦闘機、潜水艦や護衛艦を製造している三菱重工の防衛関連部門のコンピューターに先月半ば、外部から不正侵入した形跡があったことが分かりました。今のところ被害の実態は明らかにされていませんが、極秘情報の取得を狙ったもので重大な軍事スパイ事件と思われます。以前から米国の国防総省や軍事関連メーカーのコンピューターに不正アクセスされたと言われていましたので、とうとう日本でもと言った思いです。
米国はすでに、サイバー攻撃であっても直接の軍事攻撃とみなして軍事的対応もあり得ると宣言していますが、「専守防衛」の我が国にはそんなオプションは取れませんので相手の進入を防ぐしか手立てがありません。ハッカーは相手のスキや裏を狙って攻撃を仕掛けるので分が悪いのですが、セキュリティーの度合いを上げるしかありません。
現在のところ相手国を名指ししてはいませんが、米国はサーバーの特定などから、中国が国家ぐるみでサイバー攻撃を行っているとしています。この種の行為は目に見えず、相手の特定が困難なことから暗躍を許してしまいがちですが、是非とも発信地を特定して政府レベルで抗議すべきです。状況はかなり深刻な事態であると思っています。
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