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2011年10月22日 (土)

そうりゅう型5番艦進水

AIP(非大気依存推進)潜水艦であるそうりゅう型5番艦が20日、三菱重工神戸造船所で進水し、ずいりゅうと命名されました。そうりゅう型潜水艦は水中航行用としてスターリングエンジンを搭載しており、性能は一切公表されていませんが同様にAIP型潜水艦であるドイツの214型から推測して水中を2週間以上、4ノットで2300Km程度を浮上することなく航行することが可能と見られています。水中排水量で214型は約2000トンですがそうりゅう型は4200トンと倍以上で世界最大のAIP潜水艦です。

通常動力の潜水艦の場合、水中航行では鉛蓄電池によるモーター推進でしたが、最大速度では数時間しか航行できませんでした。AIPによる航行では長時間の潜航が可能ですが、巡航速度は10ノット以下(214型では2~7ノット)となっており、それ以上の速度が必要な場合は充電した蓄電池の電気が必要となります。そうりゅう型でもこれまでは鉛蓄電池を搭載していましたが、本艦からは重量容積あたりエネルギー密度が2倍以上となるリチウム電池を搭載するため、水中航行時の最大速度がこれまでの倍以上持続できることになりますが、対潜水艦戦を想定した場合攻撃に対しても防御でも大変大きなアドバンテージとなります。

最近は中国海軍の増強が著しい情勢となっていますが、長期間の潜水が可能なそうりゅう型の増勢によって我が国の海の守りがより一層固められることになります。ずいりゅうは2013年3月の就役予定です。

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