« F-15外部タンク落下事故 | トップページ | 中国空母の噂話 »

順序が違う

政府は、厚生年金の受給年齢を現行の60歳から段階的に70歳まで繰り延べる方向で検討に入りました。平均寿命の延伸によって年金受給者の受給年数が増えた事や、出生率の低下によって現役世代人口が減少し、年金財政は悪化の一途をたどっていますから、これはこれで仕方のないことだとは思うのですが順序が違うと思います。また、受給までの雇用対策とセットでなければなりません。

民主党はかねてより、誰もが最低限の生活を送ることが出来る最低保証年金制度の樹立を謳っていました。国民年金と厚生年金を統合し、積み立て方式から税負担方式へ数十年かけて移行しようと言うプランです。ところが、この原資として消費税率の引き上げを明言した菅政権は参院選で大敗を喫してしまいました。しかし、現在の経済状況では消費税以外に年金を安定的に運用できる財源を見当たりません。このような事情をからか、野田首相は消費税率の引き上げの意向を隠そうとしていません。

しかし、現行制度の維持は大切ですが、新制度への意向に長期間が必要であるならばまずしっかりとした制度設計を行い、国民の賛否を仰ぐのが民主主義の王道です。にもかかわらず、将来像を示さないまま支給条件だけを引き下げるのは国民に対する背徳行為です。まず将来ビジョンを提示すること、国民に対して真っ先にすることはこのことだけではないでしょうか。

|

« F-15外部タンク落下事故 | トップページ | 中国空母の噂話 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/171584/52976850

この記事へのトラックバック一覧です: 順序が違う:

« F-15外部タンク落下事故 | トップページ | 中国空母の噂話 »