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2011年10月29日 (土)

90式戦車をフェリー輸送

陸上自衛隊は、来月10日から大分県日出生台演習場等で島嶼(とうしょ)防衛を想定した実弾射撃を含む大規模演習を予定しています。この演習には北海道に駐屯する北部方面隊からも多数の車両が参加しますが、90式戦車4両、89式装甲戦闘車12両が民間フェリー「ナッチャンワールド」(10712トン)によって北海道から九州まで海上輸送されます。海自はおおすみ型輸送艦(満載排水量14000トン)3隻を保有していますが、最大速力は22ノットなのに対し、ナッチャンワールドは36ノットと大変高速なため、北海道から九州と言う遠距離を短時間で移動できるメリットがあります。90式戦車は冷戦時代に旧ソ連の北海道大規模侵攻に備えて配備された大型戦車ですが、全国に配備されている旧式の74式戦車に比べて火力、耐弾防御に優れています。今後は最新の10式戦車が74式戦車を更新することになっていますが、それまでは90式が我が国の主力戦車の位置にあります。

南西方面への侵攻は奇襲の形で行われることが想定されますが、北海道から九州への移動は時間がかかりますから、高速フェリーでの戦車輸送は侵攻対処として大変重要な意味をもっています。90式戦車の場合、4両で1個小隊、3個小隊で1個中隊となりますが、侵攻の規模にもよりますが最低でも1個中隊の派遣が必要と思われます。ナッチャンワールドには姉妹艦のナッチャンReraもありますから2隻を使えば第一陣として12両を派遣できるものと思われます。

現在2隻のフェリーは原油価格の高騰で定期運行が出来ない状態となっており、自衛隊が買い上げる構想もあるようですが先の震災でも緊急時の大規模輸送の必要性が認識されていますので、是非早期に実現して欲しいものだと思います。

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