電力危機再び
朝晩の冷え込みが日一日と厳しくなって、寒冷地以外でも暖房を使用する季節となってきました。最近ではエアコンの能力が向上し、石油系の暖房器具と費用の点で遜色が無くなって暖房に占めるエアコンの割合が高まっています。一方で原発は定期点検で止まり続け、再稼働した原発は1基もありません。
これでは電力供給と需要のバランスが取れなくなるのは当然で、中でも原発の比重が大きい関西電力はこの冬の需要期に10%ほど電力が不足すると言われています。この夏は自動車メーカーを中心に土日出勤、平日休日を実施して需要の平準化をしましたが、各企業へのアンケートでは従業員の負担が大きく、今後も実施するとしたところは1社もありませんでした。関電は他の電力会社からの融通で乗り切る方針のようですが、最終的には休止している原発の再稼働しか当面の電力危機を乗り切る決め手はありません。この問題に対し、政府は積極的に動く気配は見られませんが、厳冬期に電力が停止すれば人命にかかわる事態になったり、低迷を続ける経済にも更なる悪影響を及ぼします。現状取れる最善策として早期の原発再稼働を推進すべきと思います。
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