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2012年1月 5日 (木)

平成24年度防衛予算から

昨年、政府は新中期防において従来の基盤的防衛力構想から動的防衛力への転換を図ることを明らかにしました。これはどういう事かと言うと、あらかじめ有事を想定して全国各地に戦車や大砲を配備しても実際に使われなければ資源の無駄使いになるので、必要な時に必要な場所に機動的に集中配備すれば少ない資源を有効活用できるとしたものです。その運用構想の是非は置いておくとして、来年度の予算にどんなふうに反映されたのかと24年度の防衛予算を見てみましたが、はっきり言って期待倒れでした。

昨年は東日本大震災がありましたので、震災復興以外の予算は切り詰め傾向にあるとの触れ込みでしたが、災害派遣での自衛隊装備の不足に就いては予算面の配慮があるのかとも思いましたが、見事に裏切られました。初動に必要な偵察機能や兵員輸送における装備も含めて全く強化されていません。陸自の主要装備である10式戦車16両、96式装輪装甲車21両の要求に対し、今年と同様のそれぞれ13両と11両しか認められていません。これ以外の他の装備も概ね前年並みとなっており、機動性を生かす輸送機能についても何の見直しも見られませんでした。つまり、言葉の上で戦略の転換を謳いながら何の実行も見られないということです。

民主党はマニフェストに掲げた政策のほとんどに就いて公約を反故にしていますが、国民の生命・財産を守る国防と言う重要政策についても有言不実行となってしまった訳です。野田首相はプライマリーバランスを政策の最優先に据えているようですが、その前にやるべき施策についてはまるでやる気が見られません。このような有様では政権の前途は知れていますが、付き合わされる国民はたまったものではありません。民主党政権存続のためなどでなく国民生活向上のための政権運営を求めたいと思います。

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