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2012年1月14日 (土)

新防衛相に失望

第二次野田内閣がスタートしましたが、小沢グループに配慮した田中防衛相はいただけません。一川、山岡氏と小沢氏周辺の人材不足は呆れるばかりですが、「素人」の一川氏であれだけ混乱を招いたのにその後任にまた素人を充てるとは開いた口が更に開いてしまいました。

日本は政治は二流でも優秀な官僚が統治しているので、誰が大臣になっても政権運営には困らないと言われてきましたが、果たしてそうでしょうか?かつて、田中氏の夫人の真紀子氏が外相の時、米国の9.11テロ事件に際して当時最高機密であった大統領の所在をマスコミに簡単に公開して米国から大ひんしゅくを買い、以後重要な情報についての通報が制限されてしまいました。
また、親韓国な立場の岡崎トミ子氏の国家公安委員長当時は、情報の流出を恐れて重要情報の打ち上げが大いに制限されたとのことです。

田中氏の場合、本人に防衛問題に関する知見が全く見られない事から、普天間移設問題など直面する問題の処理能力に大いに疑問があります。また、夫人の真紀子氏が親中国寄りの立場ですから、岡崎氏の場合と同様国家の最高機密ともいえる国防に関する重要情報をそのまま打ち上げることはないだろうと思われます。下との関係が築けない以上、大臣としての職務が務まるとも思えませんから、早晩国会での答弁で行き詰ることが容易に想像されます。

我が国では財務や外務に比べて防衛相は低く見られているようですが、どこの国でも国防は自国のみならず、周辺国に影響力を持つ重要なポストです。防衛自衛官だった父親を持つ、野田首相ですからこの辺は十分認識があることを期待していましたが、一川氏に続き田中氏を起用したことは我が国の安全保障を軽んじていることを明確に表してしまいました。
今後、周辺国は防衛体制の変化をチェックするために挑発的な行為を続発させるものと思われますが、こうした状況を作り出すこと自体が国益に反します。一刻も早く新大臣が大過なく次の適任者にバトンを渡すことを願うのみです。

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コメント

新大臣、早速やらかしてしまったみたいですね。辺野古着工時期の明言なんて怖いもの知らずとしか言えませんし、武器使用基準と武器輸出3原則の取り違えなど言後同断です。
こんな大臣に付き合わされる米国はさぞ馬鹿にされたと思う事でしょう。

投稿: 雨辰 | 2012年1月16日 (月) 22時11分

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