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2012年2月17日 (金)

島田市で震災がれき試験溶融

静岡県島田市で岩手県山田町の震災がれき8トンが試験的に焼却されました。東北地方の被災地はどこも大量のがれきが発生し、復興の大きな足かせとなっています。あまりに膨大な量で、処理には何十年もかかってしまうため、一時保管場所の確保も深刻な問題となっています。このため全国の自治体にがれきの分散処理を呼び掛けていますが、各地で住民から受け入れ反対の声が上がり、受け入れを表明しているのは少数にとどまっています。静岡県は県として受け入れる方針で、今回はその先駆けとなる試験となっています。

がれきは一般住宅やその家財で放射能は自然界レベルで、通常のごみ処理と何ら変わりません。ところが、地元からも反対を表明する意見書が市に寄せられましたが、訳が分かりません。何より地元の問題なのに他の府県の反対署名を提出する理由は何なのでしょうか?反対のための反対としか言いようがありません。
また、処理を決めたのは拙速だとも発言していますが、無神経としか言いようがありません。被災地は復興を急いでいるのに、がれきはそのままでいいと言うのに等しい暴言です。

反対はごく一部の声ですから、国民的な立場から出来る限りの応援をするのは当然です。今日は焼却した灰を公開して市民に安全性を確認してもらうことになっています。今後早期に本格的な処理が開始され、震災復興の一助となることを望みます。

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