サトウの切りもちがピンチ
切り餅の側面の切り込みを巡る特許を侵害されたとして、業界2位の越後製菓がトップの佐藤食品工業を訴えた訴訟の控訴審の判決が22日知財高裁であり、訴えを退けた地裁の判決を取り消して原告勝訴を言い渡しました。判決では製造・販売の禁止と製造設備の廃棄、8億275万円の賠償を命じています。佐藤食品にとっては死活問題ですから、最高裁に控訴する方針のようですが、身近な食品なだけに消費者にとっては選択の幅が減るのは困ります。
このような食品の特許の例としては、カップラーメンで容器の底を細くして麺が底に密着せずに途中でつっかえることでお湯を注いだ時に麺がほぐれ易くなるというものがありますが、各社独自に解決しています。ライバル同士なので、円満解決は難しいのかも知れませんが何とか和解の方向で解決して欲しいと思います。
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