月面探査ロボットの走行試験
民主党政権は化学技術関連の予算に積極的ではないようで、はやぶさ後継機の開発にもまともな予算がつかず、計画の推進が危ぶまれています。はやぶさの採取サンプルの価値がますます高まる中でこのような事態は大変残念ですが、来年度の予算獲得に望みを託したいと思います。
さて小惑星とは別に、ぐっと近い月の探査も課題となっています。我が国は月探査衛星によって月面の詳細な画像を手に入れていますが、次は月面に着陸しての調査が計画されています。この分野では米国が抜きん出た実績を持っていますが、JAXAも少ない予算で頑張っているようです。
昨日は浜松市の中田島砂丘で東北大学、愛知工大、東急建設などが開発した試験車を持ち込んで走行試験が行われました。月面は細かな砂や岩石が入り混じった地形となっていますので、月面探査ロボには、これらに対応して走行することが求められます。中田島砂丘は月面の状態に近いとされており、以前にも一度試験が行われています。こちらにも予算が十分ついて、近い将来に月面着陸が実現されることを期待しています。
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