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2012年4月14日 (土)

木嶋被告に死刑判決

首都圏で3人が次々と不可解な死を遂げた連続殺人事件で、13日さいたま地裁は木嶋被告に死刑判決を言い渡しました。この事件では被害者が木嶋被告と交際して金品を授与していること、練炭による一酸化炭素中毒死であること、被告が処方されているのと同種の睡眠薬が検出されていることなどから素人が考えても被告以外の犯人など考えられませんでした。

被告、弁護側は被害者の自殺を主張していましたが、交際した相手が3人別々に自殺するなど程度の低いサスペンスドラマでもあり得ない安直なストーリーです。裁判長が改悛の情は全く見られないと断じましたが、その通りだと思います。近年は情報の入手が容易になり、殺人の手段の情報入社や刑事事件の証拠能力など犯罪者にとって有利な状況が生まれています。この事件でも当初から物証の少なさが問題視されていました。今後もこの事件を参考にするなど同種の事件の再発が予想されます。以前のように指紋や物証が容易に得られる時代ではありません。警察、検察当局は物証の不足をどう補うかについての対策を真剣に考える必要があるのではないでしょうか。

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