ドラゴン宇宙船が地球に帰還
先日国際宇宙ステーションとのドッキングに成功したドラゴン宇宙船が、日本時間の本日未明に大気圏に再突入しカリフォルニア沖の太平洋に無事着水しました。ドラゴン宇宙船はスペースX社によって開発・製造されていることから「民間の」の冠が付いて報道されていますが、NASAの全面協力を受けていますので、今まで開発された技術がふんだんに使われています。今回のパラシュートを使って洋上に着水するのもアポロ計画で使われていた完成した手法です。
スペースX社はNASAと国際宇宙ステーションの往復飛行を12回行う契約を結んでいると言う事ですから、スペースシャトルが果たしていた宇宙への往還が無人ながら再開できることになります。また、ドラゴン宇宙船は有人化も予定していますので、こちらの面でも宇宙への復活は間近いように思われます。現在は機体の大半が大気圏で燃え尽きてしまう我が国のHTV(宇宙ステーション補給機)も宇宙往還を目指していますが、残念ながら技術、資金面での差で先を越されてしまいました。これからHTVにも大いに頑張って欲しいものです。
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