オリンパスのセンサー供給メーカーは
オリンパスのデジカメには以前はコダックの画像センサー(CCD)が使われ、独特の青の発色からオリンパスブルーと評されていました。その後、コダックが撤退し現在ではパナソニックのセンサーが使われていますが、パナの企業戦略から最新のセンサーが提供されず、高感度におけるノイズが短所とされていました。オリンパスは小型化路線を取っている為、センサーサイズの小さいフォーサーズマイクロフォーサーズ規格を採用していますが、高感度の撮影ではセンサーが小さい分だけ、大きなセンサーよりも物理的に不利な条件となっています。ところが、最新のミラーレス一眼のE-M5は高感度における発色やノイズが従来よりも大幅に改善され、他社規格のAPS-Cと互角以上となっていることから、特性に優れるソニー製のセンサーが使われているのではと噂されていました。
オリンパスは何故かセンサーメーカーを公表しないとしていることから一部には韓国のサムソン製で、商品イメージの点でセンサーメーカー名を明らかにしたくなかったのではないかと言う声もあります。ところがここで、一つの情報が。それはサムソンの「GALAXY S III」のグローバルモデル(GT-i9300)に使われてセンサーが製品を分解した結果、ソニー製だということが明らかになったと言うものです。サムソンが自社のセンサーではなく、ソニー製のセンサーを使っていると言う事は特性的にサムソンよりもソニーのセンサーの方が特性的に優れている何よりの証拠であり、オリンパスがあえてサムソン製を使うということは考えにくいことから、やはりソニー製ではないかという見方を裏付けるものと考えるのが妥当です。最終的にはオリンパスの発表を待つしかない訳ですが、世界で最初にCCDを実用化したソニーのセンサーの優秀さを裏付けるエピソードです。
オリンパスE-M5で撮影したポピーです。
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