のようなものですが・・・
今日はお天気が微妙だったので予定を変更して浜名湖ガーデンパークへ行ってきました。ガーデンパークは2004年に開催された浜名湖花博の跡地をそのまま利用した県営の広大な公園で、入場無料とあって休日には四季の花を楽しむ人でにぎわっています。
当時のパビリオンや庭園の一部が現在も残されていて、訪れた人の目を楽しませてくれます。こちらはケニヤの民家をあしらったケニア風の庭園です。
園内には水路が作られていて、公園となった今も遊覧船が運行されています。ところで、今更ですが水路上に架けられたこの橋が、石のアーチ橋を模していることに気が付きました。もちろん、現代工法で作られたものだと思いますが、こうして見ると結構風情が感じられます。
鉄筋コンクリートや鉄骨が無かった時代には深い渓谷に橋を架けるにはアーチを利用した石橋しか手段がありませんでした。鉄筋コンクリートや吊り橋スタイルなど、現代的な橋が架けられるようになってこれらの橋の多くは姿を消しましたが、九州には今でも多くの石橋が残されており、3年前には石橋を見るために九州まで旅行したことがありました。
江戸時代末期に架けられた霊台橋です。国の重要文化財に指定されている美しい橋で、明治以前に架けられた単一アーチ式としては日本一の径間(アーチの大きさ)です。作られてから160年以上経ていますが、アーチに歪は全く見られずどこか品格さえ感じられます。
別アングルです。
ひるがえってこの橋ですが、お手軽感は否めませんがアーチ橋を採用した設計者のセンスを褒めたいと思います。もしガーデンパークに行かれることがあれば百花園南側に架かるこの橋を一見されることをオススメします。
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