オリンパスがソニー製センサー使用を明言
オリンパスのミラーレス1眼カメラ、E-M5が好調ですが2日、笹社長が同機に使用している画像センサーがソニー製であることを公表しました。オリンパスが採用しているフォーサーズ、マイクロフォーサーズ規格は35ミリ判サイズに比べると対角線比が1/2となっているため、面積では1/4となっています。センサーが小さいとレンズも小さくできるので小型軽量が謳い文句ですが、高感度におけるノイズが目立ちやすいのが問題とされていました。
従来はパナソニック製のセンサーが使われていましたが、パナソニックは自社のカメラの優位性を保つため、最新型のセンサーの供給は行いませんでした。これまでは契約によって他社のセンサーが使えなかった事情があったようですが、E-M5が発表された時、高感度特性が劇的に改善されていたことからソニー製を使用しているのではと言った声が上がっていました。これまでオリンパスは何故かセンサーの供給元について非公開の立場を取っていたため、様々なうわさが飛び交っていましたが、笹社長の発言で噂が本当であったことが裏付けられました。
デジカメにおけるセンサーの役割が大きいのは事実ですが、使用するレンズや画像処理エンジンによって撮れる画像が決定されます。センサーの性能が良ければその分良質の画像が期待できる訳ですが、カメラメーカーのレンズや画像の味付けと言った技術も重要です。これからも各社が切磋琢磨してより良い製品が生み出されることを期待したいと思います。
E-M5 ISO6400 で撮影した浜松城の夜桜です。
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