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2012年7月20日 (金)

どうなるシリア情勢

政府軍が反対派の市民に対して爆撃や砲撃を加えて大量虐殺を続けているシリアに対し、国連安保理は制裁案を採決しましたが中国、ロシアが3度目の拒否権を行使し否決されました。ロシア、中国はシリアで繰り返される虐殺に手を貸したも同然で、強く非難されるべきです。

一方、首都ダマスカスで行われていた治安対策の会議中に爆弾攻撃によって国防相やアサド大統領の義兄などが死亡したことは政府の統率力の低下を象徴するもので、政府側に大きな痛手となっています。大統領は首都を脱出して出身地に脱出したとの報道もあり、事実とすればリビアのカダフィ大佐と同様の末路を迎える可能性も出て来ました。何にしても国民に対して軍事力をためらいなく使う政権が、いつまでも支持される訳はありませんので遠からず崩壊するものと思いますが、犠牲者が増え続けることにやり切れなさを感じます。

常任理事国による拒否権は多数派の横暴を抑える目的で創設されたものと思いますが、現実には大国の利害を守る道具と化しており、害悪でしかありません。国連の有効な活動を阻害している拒否権は即刻廃止すべきです。

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コメント

国際連合では前身の国際連盟の様に大国の国連離脱によって機能不全に陥る事を防ぐ為、常任理事国に拒否権を持たせたとも言われています。

投稿: furu | 2012年7月20日 (金) 16時55分

furuさん、コメントありがとうございます。たしか国際連盟は採決の全会一致主義を取っていたため、紛争に対して何も決められない状態となってしまったのが反省点だったと思います。
そのため国連を作った際には多数決で議決できる形になったのですが、数の論理にブレーキをかけられるように拒否権が設けられたのだと思います。これによって安保理が国際連盟の悪弊と同様になってしまい、大国の利害がからむ地域紛争の解決に大きなブレーキとなってしまいました。

非民主的な拒否権は即刻廃止すべきだと思います。

投稿: 雨辰 | 2012年7月21日 (土) 06時34分

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