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2012年8月20日 (月)

信州城めぐり、~松本城編その2~

国宝の華麗な天守 群によって松本城は江戸時代の遺構が多く残されているように思われていますが、それ以外の建物はほとんど残されていません。本丸周辺の建造物も復元されたものばかりです。

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二の丸から本丸に向かう虎口は黒門と呼ばれていますが、この高麗門と奥の桝形塀は1989年に復元されたもので、若き日の私が訪れた時にはまだ存在していませんでした。本丸御殿は1727年に焼失して以来再建されず、明治維新以後は農事試験場や松本中学校の運動場として利用されたので、その頃に破壊されてしまったのではないかと思われます。

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黒門の桝形1の門である櫓門。 1960年に復元されました。門の支柱には場違いのような黒と金の飾り具が施されていますが、これは史実に基ずいていない物のようです。

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黒門東側の内堀です。石垣の色から櫓門から手前側が新しく築かれたものであることが窺えます。

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二の丸大手虎口の太鼓門で、手前が高麗門、奥が櫓門の桝形になっており、1999年に木造で復元されています。二の丸には一時期、地方裁判所の建物が建てられていましたが、1978年に移転されています。

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太鼓門の1の門である櫓門です。左側の大石が目を惹きます。

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天守の内部です。天守は重量物なので多くの柱によって支えられていることが判ります。

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天守最上階の天井部分。多くの梁が複雑に組まれ、神棚が祭られています。

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大天守から金網越しに見下ろした乾小天守。大天守の屋根に上田城の西櫓で見られたツララ落下対策用の瓦、「捨て瓦」が確認出来ました。

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おまけです。お堀脇の水路周辺にハスが植えられ、花が見頃となっていました。

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