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2012年8月 8日 (水)

再突入試験に成功

JAXAは昨日午後4時30分、内之浦宇宙空間観測所から観測ロケットS‐310 41号機を打ち上げ、分離した再突入実験機から20分にわたりデーター収拾に成功しました。実験機は「柔軟エアロシェル」と呼ばれる耐熱材でできたバルーンを炭酸ガスで膨らませ先端部分をキノコ状にして大気圏突入時の発熱を和らげるのが目的で表面温度の変化や姿勢、画像などのデータを収集できました。

大気圏突入時には大気との摩擦で表面温度が高温になるため、スペースシャトルでは耐熱タイルが使用されましたし、はやぶさのカプセルでは中華鍋状の断熱材でサンプルを入れたカプセルを保護していました。今回の実験は再突入時の機体形状の多様性を探るためのものですが、耐熱のための構造を簡素化できれば軽量化につながり、その分他の機器の搭載重量を増やすこともできます。

昨日は2000億円近い開発費をかけた無人火星探査車の話題でしたが、それに比べればこの実験は大変地味なものです。しかし、このような地道な実験の積み重ねがH‐2A、Bロケットに結び付いています。現在は再突入で燃え尽きさせている、宇宙輸送機「こうのとり」の回収型の開発が計画されていますが、このような実験を繰り返して早く実現して欲しいものです。

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