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2012年8月19日 (日)

信州城めぐり、~上田城編その2~

築城は地形をいかに生かすかが腕の見せ所ですが、上田城は小諸川を天然の要害とするなど自然の地形を巧みに利用しています。

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上田城で唯一現存する建築物である西櫓ですが、本来の石垣の下部にもう一段石垣が築かれています。ここは元々千曲川の流れが洗う尼ヶ淵と呼ばれた所で下段の石垣は防災用でした。

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本丸東側の内堀です。城は小高い位置にありますが、更に高い位置から水を引いて濠を満たしていました。

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現在は陸上グラウンドとなっているかつての百間堀。自然の河川を利用して作られたものと考えられていますが、これだけ広い堀があれば守りは鉄壁です。

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百間堀に水を送水した石の導水管。石垣は百間堀に架けられた土橋です。右手奥に北虎口の石垣が見えています。

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本丸から見た西櫓。右側の杭が打たれているあたりに防御用の構造物があったのではないかと思われます。付近の堀から金箔瓦が見つかっており、真田時代には天守がこの周辺にあったのではないかと考えられています。

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西櫓の庇に葺かれた瓦。浮いて葺かれているのはつらら除けで、冬季に落下するつららから瓦を守る役目をしているそうです。

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