野田新内閣が船出
野田改造内閣が発足しました。留任閣僚が多い中、文科相に任命された田中眞紀子氏の起用に賛否の声が上がっています。野田首相は起用の理由について多彩な経験を考慮としていますが、かつての小泉政権における外相時代に省内に相当の摩擦を巻き起こした過去を考えると、彼女の起用には首を傾けざるを得ません。また、自民党の石破幹事長には彼女が「文部科学行政で非常な見識をお持ちであるということは、寡聞にして聞いたことがありません。なぜ今のこの時期に彼女なのか、よくわかりません」とまで酷評しています。
巷間言われる、日中国交回復の立役者田中角栄の娘として、対中国向けの関係改善のシグナルとしてならば大きな誤りです。彼女以外にも離党防止で入閣させたと言われる閣僚がもいますが、閣僚は本来能力で人選されるべきで、野田首相の任命責任が厳しく問われることになるのではないでしょうか。
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