いよいよ審判
本日は衆院選の投票日、政権の行方が決まります。下馬評では自民の圧勝、民主の惨敗、第三勢力の伸び悩みといった見通しのようですが、さてどんな結果となるでしょうか。前回の選挙では、戦後政権の座に胡坐をかき続けた自民が時代への対応能力や自浄能力の欠如で国民から見放され、野党へと転落して冷や飯を食うこととなりました。果たして今回政権に返り咲いたら、国民が望む政治が行われるのでしょうか。早くも大勝の予想に浮かれ気味で、公共事業の大盤振る舞いが声高に語られており、財政規律の更なる破綻が危惧されます。
一方の民主も、マニフェストで掲げた重要政策が竜頭蛇尾の状態ですが、そのことについての総括がおざなりとなっています。政権としての最重要課題が何なのかさえ明らかではありません。小沢氏の官僚外しの意向が政策遂行に大いに支障をきたしましたが、臨機応変、即断実効が政治の要諦ではないでしょうか。自民、民主に限らず、決められない、進められないでは政権担当の資格はありません。
今からこんなことを言うのは不謹慎かも知れませんが、今回の選挙の第一党が4年間政権の座に居続けることはないように思えます。それは議員や政党の思惑が先行して、難局を力づくでも打開しようと言う強い決意が見られないからです。解散に当たって与野党から選挙目当ての離党者が出ましたが、政治が国民の方向から乖離しているように思えてなりません。何にしても最長で今後の4年間を託すことになるわけですから、国民の義務として一票の行使が大切です。
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コメント
自転車で近くの投票所に行って一票を投じてきました。NHKが出口調査を行っていましたが、民放・その他の報道機関はいませんでした。やはりNHKの組織力は抜きんでているのでしょうか?
投稿: 雨辰 | 2012年12月16日 (日) 09時29分
日本維新の会がここまで強いとは予想外でしたね・・・
投稿: furu | 2012年12月17日 (月) 01時13分
furuさん、コメントありがとうございます。国民は新しもの好きの面がありますが、民主党への反対票が自民党と維新の会に集中したようですね。未来の党の伸び悩みと対照的です。
投稿: 雨辰 | 2012年12月17日 (月) 04時58分
みんなの党と日本維新の会に比例票が集中し、それ以外の政党の比例票が100~200万票近く減っている事には驚きましたね。
特に日本未来の党にごっそり票を持っていかれた社民党は酷い有様、このまま行けば次の選挙で政党ですらなくなるでしょう。
投稿: furu | 2012年12月19日 (水) 00時13分
furuさん、コメントありがとうございます。
比例代表は第一党に有利に作用するようで、自民党は4割の得票で8割の議席を獲得したようです。民意を拡大して議席数に反映するのは良いのですが、時流に振り回されるのは困ります。制度の見直しがひつではないかと思っています。
社民党は議員の離脱が相次ぎ、使命を終えてしまった政党だと思います。
投稿: 雨辰 | 2012年12月19日 (水) 06時25分