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2012年12月12日 (水)

仙丈ケ岳で遭難事故

南アルプスの仙丈ケ岳で浜松の男性の兄弟2名が遭難し、1名が死亡1名が行方不明となっていますが、同じ市内に住む者として大変驚いています。詳しい状況は判っていませんが、長野県の戸台から入山、北沢峠にテントを張って軽装で頂上往復を目指したものと思われます。このブログでも何度も取り上げていますが先週末から記録的な寒波が列島を覆っており、大変厳しい天候が続いていました。兄弟は3年程度の登山経験があり、毎週のように登山をしていたとのことですが、何故この時期に入山したのか疑問です。

夏季であれば北沢峠までバスが運行されていますが、シーズンを過ぎると運行は中止されますので林道を歩くことになります。当然その分日程は厳しくなりますし、体力も消耗します。夏であれば土日を使っての登山も無理ではありませんが、現在のような冬型の気圧配置の中であれば、行動時間も余分にかかり1泊2日での登山は無理だったような気がします。また北沢峠は古くからテント場として使われている所で、周囲を山に囲まれていますので風雪を防ぐことができますが、稜線にでれば厳しい風雪にさらされることになります。兄弟は夏場や低山での登山経験は豊富だったのかも知れませんが、天候の厳しい厳冬期の登山経験が不足していたのではないでしょうか。

登山は一般ルートであれば、体力とそれなりの装備があれば誰でもこなすことが出来ますが、天候や積雪の状況判断は知識や経験が求められます。報道からは兄弟は山岳会などには所属していなかったようですから、この部分の経験が十分ではなかったことが考えられます。気象条件への十分な予測ができないまま厳しい寒さにさらされ進退極まった状態に陥ってしまったのではないでしょうか。厳しい言い方ですがこの季節における危険への予知能力が備わっておらず、危険を危険と思わないまま登山に臨んでしまったと言えるでしょう。
大変厳しい状況ですが残る1名の無事生還を祈っています。

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