中国機が尖閣領空を侵犯
中国の国家海洋局に所属する航空機が尖閣諸島、魚釣島南方の領空を侵犯しているのを海保の巡視船が発見し退去を勧告、中国機が無視したため空自のF-15戦闘機8機、早期警戒機E-2C1機を発進させる騒ぎとなりました。このような事態はいずれ起きるものと思われていましたが、どうも中国はやる気満々のようで、今後は無人機による侵犯も予想されます。
今回の事件で問題なのは空自が侵犯機の進入を事前に捕捉できなかったことです。軍事の世界ですから伏せられている事実もあるのかも知れませんが、宮古島のレーダーで捉える事ができなかったことは重大です。侵犯機は低空飛行が可能なターボプロップのプロペラ機なので、見通し外距離の問題もあって水平線以下の位置関係で発見出来なかったことが考えられます。今後、より中国側に対空レーダーを設置することが不可避となった訳で、我が国の防衛網に穴がある事態を放置してはなりません。
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コメント
いやはや、盗賊国家とでも言うのでしょうか。中国は我が国の尖閣国有化に関してイチャモンをつけていますが、最初に事を荒立てたのは中国で、2010年に海鳥保護法で一方的に尖閣諸島を中国領としています。
そして今度は空自のスクランブルを逆に領空侵犯とは呆れて物が言えません。このままでは次は本当に戦闘機を繰り出しかねません。事ここに至っては領土防衛の為に本気であることを早急に内外に示す必要があるのではないでしょうか。
投稿: 雨辰 | 2012年12月15日 (土) 06時19分