難事件がDNAで犯人逮捕
2009年5月に愛知県蟹江町で起きた、母子3人が死傷した強盗殺人事件の容疑者が今月になって逮捕されました。この事件は負傷した被害者が出勤しないのを不審に思って自宅を訪ねた上司によって発覚、警官が現場に留まっていた犯人を見つけながら被害者と誤認して取り逃がし、その後、室内から母親と長男の死体が発見されたものです。目撃情報や遺留品もありながら捜査は難航、これまで容疑者の特定さえできませんでした。
逮捕のきっかけは、別の窃盗事件で逮捕した中国国籍の男のDNAを過去の事件のDNAと照合したところ、この事件の犯人のものと一致、追及したところ犯行を認めたものです。一般には重大事件の容疑者についてはDNAの調査が行われますが、窃盗などの事件でDNAを調べるのはあまり例がないのではないでしょうか。このような事例があるとDNAは事件解決の有力な手掛かりとなることが立証されましたので、費用の問題がありますがもっと活用されていいような気がします。
世田谷の一家4人殺害事件も難航していますが、同様に解決してくれることを願っています。
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