カタクリが春を競演
今年は何時になく寒い冬でしたが、ここに来て急激に春めいて木々が一斉に花開くようになりました。各地の桜も満開を迎えるところも出てくる始末で、少し季節が早まっている感じです。例年4月の第一週に春の使者としてカタクリを見に行っていますが、先週万葉の森公園のカタクリが咲いていたので、湖西連峰のカタクリを見に行って来ました。
事前にネットで開花の情報を調べましたが全くヒットしませんでした。一抹の不安を抱えて山道を辿りましたが、ありました。今年も無事に咲いていてくれました。
踏まれないように登山道脇の小笹の中に群落を作っていたので、中々群像を写すのが難しかったのですが、手入れがされて笹が刈り払われていました。
移動性高気圧に覆われて穏やかな日和の筈だったのですが、低山とは言え山は山でした。稜線の所々で台風を思わせるような猛烈な風が吹いていて、花たちも困った様子で顔を振っていました。
思いの外たくさんの花が開いていてくれました。カタクリは日光に当たらないと花が開いてくれないので、陽射しの下でないときれいな花が見られません。これも日頃の行いのせいでしょうか。
ここ何年か、毎年この場所に通っていますが中々思うような写真が撮れません。所詮腕前のせいなのですが、この花には人を惹きつける不思議な力を感じます。
春の温かさを感じさせてくれる花を見ていると浮世の様々な汚れが洗い流されるようです。今年も沢山の花を見ることができ、満足して山を下りることができました。
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