イプシロンロケットSOS
8月に打ち上げ予定の新型固体ロケット、イプシロン試験機の1段目ロケットは内之浦港から陸揚げされ、5Km離れた内之浦宇宙空間観測所に移送途中の本日午前2時頃、運搬車両の故障によって観測所手前300mの路上で立ち往生しています。運搬車両の修理には数日を要する見込みですが、今のところ機体への影響はない模様です。
固体ロケットは本来工場で燃料を充填しますが、内之浦の場合どうしても陸上輸送が避けられず、法的問題をクリアするために観測所で燃料を充填する方法を取っています。このため、長時間現場にとどまったとしても爆発などの周辺への危険は考えられず、周辺住民の避難などは行われていません。ロケットはコンテナに収められているため機体への影響は考えられませんが、点検を簡略することを主眼に設計されたとは言え初号機ということもあり、余り長引けば打ち上げに影響が出ないとも言い切れません。このような事態は極めて稀だとは思いますが、早期の解決が望まれます。
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