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2013年7月30日 (火)

韓国人、中ア遭難のなぜ

中央アルプスの檜尾岳周辺で起きた韓国人の登山パーティによる遭難事故は3名が死亡、1名が心肺停止状態という痛ましい結果となりました。一行は伊那側の駒ケ根市から入山しましたが、中高年による不慣れな海外の登山なのに山岳ガイドの同行は求めなかったようです。昨日は日本海側を中心に大雨の被害が出ており、中アでも強い雨が降っていたようですが十分な雨具を装備していないにもかかわらず、登山を強行したのが遭難の原因と見られています。

韓国の最高峰は済州島にある漢拏山(はるらさん、1950m)で標高からすれば我が国では中級山岳に位置付けられる存在です。2000m級と3000mとでは登山に対する難易度がワンランク違ってしまいますが、果たして一行がどこまでこのことを理解していたか疑問です。また、雨天なのに登山を強行した判断にも疑問を感じざるを得ません。一般的に中アの山々は山小屋と山小屋の間が長く、登山口からのアプローチも長いのが特徴です。天候が悪化した場合でも山小屋に避難したり、下山するのに長い時間を必要とします。山の上で荒天に見舞われた場合、横殴りの雨と強風で景色を楽しむことなど全くできません。このようなことが事前に理解できていれば登山を強行することはなかったのではないかと思われますが、何故日本での登山の情報を入手しないまま登山計画が立てられてしまったのか理解できません。

登山は心身をリフレッシュしてくれますが、その反面安易に入山すれば手痛いしっぺ返しが待っています。集団で登山することは何かあった時に他人の助けを借りることができて、一見安全な方法のように思われますが、真のリーダーが存在しない集団は困難に直面した時に有効な判断が下せません。今回の遭難でも天候の回復を待つ判断をしてれば、このような悲劇にはなりませんでした。装備を整えた上で無理をせず、安全な登山を心がけたいものです。

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